いたち（医達)塾。ナルヘソサプリ　栄養管理で健康を保つ

柑橘試験場の公開イベントがあり行ってきました。


　柑橘試験場は柑橘（平たく言うとみかん）の遺伝資源を集め、
交配し新種を作るなどの研究をしている施設です。


　多くの品種が作られ、デコポンやキヨミなど
皆さんもよく耳にする品種を作ってきました。


　

　柑橘類は非常にたくさんの種類があります。

　皆さんはどれくらい食べたことがありますか？



　私は自分で作ってることもあり、２０品種ほどは育てています。

　上げてみましょうか？

　宮川早生
　興津早生
　石地
　青島
　清見
　はるみ
　セトカ
　不知火（デコポン）
　島みかん
　スルガエレガント（甘夏）

　ザボン
　ユズ
　カボス
　レモン
　ジャンボレモン
　プチマル（大実キンカン）
　はるか
　イヨカン
　ネーブル
　グレープフルーツ
　
　八朔
　ポンカン
　ニューサマーオレンジ
　
　
　もう少しあると思いますけど、今思い浮かぶだけです。
普通に買える品種を集めています。
数を買いたいので、高価なのはまだ買えません。




　できた柑橘はみなさんにお分けしているので楽しんでいただけているでしょう。



　石川県出身の家内はあまりみかんの品種を知らないと言います。


　知らないと言っても、新しい品種はそれほど昔からあるモノでも無く
登録年月日を見ていると２０００年以降のモノもあり
みかんが多品種でおいしくなったのは最近なんだと思います。

　ですから、数が増えて安価で入手できるようになってきたのも
今時分であるのかもしれません。


　お客様に差し上げると初めて食べたという感想も多く受けるので
産地ですから多品種を入手できても
作っていない地域ではなかなか食べる機会もないのかな？
とも感じています。


　上の写真で見られる柑橘は私も食べてみたいモノがたくさんあります。
楽しみですね。新しい品種ができているのは。


　そんな品種を作っている施設が柑橘試験場です。


　みかんが動物の健康に何か有益なものなのか？


　みかんはなかなか動物には使いたくないので
作ってはいても活用方法に見出せません。


　みかんの皮は生薬名で陳皮ですが
含まれるリモネンは猫には使いたくないですし
犬などにもどの程度対応できるのか不明です。

　でも、家畜に与えて健康に良い結果を出して居たり、
豚の「コロ」も好んで食べて平気なので毒性はないようにも見ていますが
リモネンについて気になっています。


　ですから、みかんを動物に使えるかは未知数で、
動物実験でも安全性が見いだせればいいのですが
そんな安心できる情報を探しています。

　リモネンのマウスの実験結果を見てはいますが
引っかかっています。


　何かいいきっかけになればとミカンも私の研究対象です。

　みかんの成分も研究されて機能性をアピールされていますね
βクリプトキサンチンはよく耳にします。


　体に良いことは結構ですが
毒性がないのかが重点チェック項目です。
自信を持って動物にも使えます！とは今は私は言えません。



　そんなか展示物で初めて知ったことで驚きを感じたものがありました。


　温州ミカンの両親が判明した！


　これまでわかっていなかったことが２０１６年に判明したというのです。

　　すごいですね





　みかんの開花する仕組みも判明したと言います。


　展示物中に「これまでわかっていませんでした。（中略）～が発見しました」

　こういう表現には私は無上の喜びを感じます。
人類初こんなことが分かったよ！と言う情報。
科学の発展を身近に感じられてうれしいのです。


　このようなことを動物にも重ねることができます。
人間でも同様です。


　それまでわかっていないことも
一つ一つ明らかになっていく

　時にはそれまでの常識が大きくかあることも起こります。


　まあ、新しい発表は間違えもあったりもしますが
そこのところを注意して人類の科学の発展に注目していきたいものです。


　ただ、おいしい果物が食べられるとうれしいですね。


　みかん、お分けしているので食べてくださいませ。