いたち（医達)塾。ナルヘソサプリ　栄養管理で健康を保つ

​フェレットのインスリノーマを研究してきた経緯をお話することで
感じ取っていただけることがあればうれしいです。


　そういえば動物病院のインスリノーマ時の標準治療が
不満足と言う話は今回していませんでした。


　標準治療は
手術
ステロイド
ジアドキシド
ブドウ糖
食事の頻回に与える
高たんぱく食


　こんなところでしょう。


　結果１年で必死、２年いく子がいるかいないか
３年超えはたまにいるくらいです。

　発作も繰り返してたくさん相談を受けます。

　長期間の動物病院の治療でダメージが強いと
体を治しきれませんが、まだ体に機能があれば支えることはできています。

　そこで、治療のダメージとフェレットの生命力を知ることになります。
生きる力は素晴らしいですから
そこを信じて、生命力を発揮するような
飼養をしてみてください。

　自分勝手はダメですよ
　素直に、生命の生きるままに手を添えましょう！


　そのことが大切かな？
何か特別な特効薬が有るとか
海外に薬があるとかそんな甘い期待よりも
生命力が生きるための一番強い作用かと思います。


　今の新型コロナウィルスもウィルスに対する薬は有りません。
症状の対処用の薬は有ったとしても、
ウィルスは自己免疫で何とかするしかないです。
　インターフェロンは有効なのでしょうか？
試していそうですが、有効性は聴こえてきませんね。



　ともかく薬よりも、生命力を素直に発揮させましょう。


　下手にいじり倒すと重篤化するばかりです。

　こんな厚生労働省からのポスター（？）があります。


​　たぶん、何か期待を持ってしまうのでしょうね


　まあ、ともかく生命力を発揮させることを意識してみてください。

　素直に

　　　自分勝手にならないように。

　加減が難しいのですが
その命を思っての行動が
逆に苦しめていることになっている事例が結構あります。


　本当に加減が難しいので、そうなっていないのか
いつも頭に入れながら行動をしてみるといいと思います。




　さて本題。



　医学的知識は何もない段階から始めた私。


　動物病院の治療に疑問を持ったのはいつのことだったのでしょう。


　私は自分の通う獣医師を信頼していますから
どのタイミングで広く獣医師の治療が不十分と気が付いたのでしょうか？


　
　私が自分が行く獣医さんを信頼しているのは
１９９６年ほどに「外科的なことはできるけど
内科的なことは分からない」と言っていたことに端を発します。


　分からないことを口にできる獣医さんは
知っていることは確かなのだと思います


　分かっていない人は自分が何を知って
何をわかっていないのかすら、認識していないものですから


　ここは理解している、ここからわからない
ここも判らないとはっきりしている方が
私はありがたく感じています。



　インスリノーマで動物病院の治療では血糖値の数値を偏重しています。
血糖値ばかりを大切にしているようにいつまでも感じています。


　血糖値が引くから高めようという処置。


　ステロイドを与え、増量してやがて薬が効かなくなり寿命が終わります。
最初はそういうものだと思っていたのです。

　でも、２００２年に果糖はインスリンに関係なくエネルギーになると知ってから
ブドウ糖以外のエネルギーを使えるということを知ったと
今回のシリーズでも紹介しています。

　それでエネルギー総量が充分あれば問題なく過ごせることを知りました。


　そこで、血糖値を高めるためにステロイドを増やすことは
命を縮めるほかないと認識しています。



　「血糖値低いですねーステロイドを増やしましょうか？」

　よくあることなのですが、血糖値が低いことを
血糖値を上昇させることが必ず必要な選択ではないのです。



　本当によくあります。

　その時にはステロイドのことをよく理解してください。



　獣医さんの治療がおかしいなーと思ったのは
このステロイドの件もあります。

お気をつけてください。