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カテゴリ:ペットサプリ
ここ数日タンパク質のことを考えています。
タンパク質に関しては10年以上前に数年間力を込めて学んでいました。 その記憶を呼び起こしながら、ペットの本で私が見たことがなかった 考え方を作っています。 タンパク質の問題は含まれる窒素が尿で排泄するときに腎臓を傷つけ 許容範囲を越えると腎臓が壊れて腎不全にもなるものです。 タンパク質が出ていくのは他には汗やふけ(?)体毛で出ていきますので 腎臓をどれだけ通過するのかタンパク質の出納に思いめぐらせてみます。 すごく乱暴に語るとすれば、タンパク質の産業廃棄物問題です。 腎臓を通過できる量は限られています。 持続的に出ていく分には問題はありませんが 一時期に産廃(窒素)が増えると腎臓を傷つけるかもしれません。 ここまで記して思ったのですが タンパク質とアミノ酸と窒素の関係はご理解いただけていますか? タンパク質は筋肉や皮膚などを構成する体の主要成分で、 タンパク質を構成するのがアミノ酸です。 これはレゴブロックのような物で ブロックがアミノ酸で何かを作ったらそれがタンパク質です。 筋肉などのタンパク質は一定期間経過すると分解されて アミノ酸として血液中に戻ってきてそれをまたタンパク質に作り上げる 再合成を行います。分解と再合成を繰り返すのがタンパク質です。 アミノ酸は300種類ほどあり、タンパク質の材料になるアミノ酸は 20個程度です。そのうちに絶対に補給しないといけないアミノ酸と、 他のアミノ酸から作られるアミノ酸があります。 300-約20のアミノ酸はタンパク質を作る材料にはならないけど GAVA(ギャバ)などのアミノ酸はタンパク質にはなりませんが 体に有益な働きをします。タンパク質ではなく、ビタミンミネラル他の区分に 入らないGAVAは栄養素の区分ではないのですが 体に良い成分になっていますので、 人間の決めた線引きは体にとっての有益性とは別問題である良い事例です。 腎臓の問題を起こすのは結局のところ窒素の存在です。 この窒素はアミノ酸に含まれていますが、 アミノ酸(タンパク質)だけに含まれている成分というものではありません。 ペットフードで粗タンパクの表記は実際はタンパク質の量ではなくて 窒素を含まれる成分の比率を現しているに過ぎません。 10年ほど前に日本でペットフードの規制が生まれた原因になったのは タンパク質比率を増やそうとして「メラミン」を含ませた原料を使い 腎臓病で落命してそうなりました。 タンパク質比率が高いフードは 肉をたくさん使っているように思うのでしょう 良い製品と誤認させます。 タンパク質は語れば複雑で理解するのに大変な項目がありますので 今回はすっ飛ばしてスマートにして記します。 この、タンパク質比率が高ければ、肉を使ってよい製品と認識してしまうので 実際は効率よくタンパク質に使われて、廃棄物も最小量で済めばいいのです。 ここも正確に記すると理解しにくいので 要点として 効率よくタンパク質に使われて、廃棄物も最小量で済めばいいのです。 こうしています。正確な事象は知りたい方は各々タンパク質の本を読んでください。 腎臓が傷つくのでたくさんの産廃としての窒素(タンパク質)は与えたくないのです。 しかし、対応できる範囲内なら産廃は有っても問題はないのです あくまでも腎臓が処理できる範囲の量であればいいのです。 タンパク質については検討するにあたり素材になる基礎情報が多いのですが それを全て理解するのは少し苦労するので 繰り返しますがざっくりと記します。 タンパク質は生涯一定ではありません。 ざっくりとした表現ですが、 分解と再合成をするタンパク質ですが 歳を取ると合成力が下がります。 この現象はタンパク質が体に留まれる時間が短くなることを意味していますので 窒素(タンパク質)排泄量が増えます 歳を取ると皮膚や毛艶が悪くなるのは 若い時と同じ摂取量では単純に状態を維持するのに足らなくなるためで、 若い時と同じような若々しい皮膚や、筋肉、毛艶を維持しようとすると タンパク質要求量が増え、結果窒素(タンパク質)排泄量が増えますので 腎臓に負担かかるかもしれません。 問題に思っているのはエネルギー源としてタンパク質を使うことと 加熱したタンパク質の存在です。 いずれにしても状況は結果を等しくするものではありません。 個別に血液データーに出てきますし 状況にも表れてきます。 腎臓の強さもありますので一言では言えないのですが 腎臓病は猫に特に多くあるので 腎臓病にさせない管理は猫と幸せに暮らすには大切な知識だと思うのです。 その未来を夢見て一生懸命説明を私はしています。 フェレットは猫以上に高タンパク質の餌です。 こんなに必要なのでしょうか? その疑問が腎臓病に繋がります。 今日はここまで! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.01 01:21:45
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