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カテゴリ:ペットサプリ
栄養学と言うと人間の栄養学が基盤になります。
人間の栄養学の発展には数々の動物実験の上で 人間との仕組みの違いが本の中には記されています 今回シリーズで記して伝えたいことは 動物の栄養学は表のような状態で 人間栄養学とは違っています。 人間と同じ部分もあれば違う部分もあります。 犬と猫を比較しても、共に人間と重なる部分もあれば 犬と猫は同じでも人間とは違う部分 人間とは違い、犬と猫とも違う部分 人と犬猫どちらか一方は同じで違う部分が有ります。
こんな感じでしょうか。 動物の種類が増えれば、動物オリジナルの機構も増えていきます そこですべてを覆う仕組みを抑えるのは大変で 人間の栄養学を基本とします。 栄養素と言うのは体がその成分がないと生命を維持できないもので 人間にとっては必要な成分ですが、 他の動物にとっては必要ではない成分もあります。 逆に他の動物には欠かせない成分であっても 人間には必要がない成分もあります。 さらに言うと体の仕組みが違うので そもそも人間にはその成分の存在も必要がない成分と 体の中で必要の成分を合成できる成分まであります。 栄養素と言えば人間栄養素のことで、そうしないと 他の動物に必要の成分まで含めるとすごく緩い分類になるのです。 (人〇犬)✖ねこ 具体的には猫にとってタウリンを補給しないと生きていけませんが 人間と犬は必要量を合成利用でき、成分として利用しますが 補給は必要ではないのです。 〇人✖(犬・猫) ビタミンCは犬と猫には合成して過ごすので 補給しないといけない成分ではありませんが 人間は補給しないといけません。 犬猫にはビタミンCは補給の必要はなくても 生命維持には関係している成分になります ですが補給の必要がないので 犬猫には栄養素ではないことになります。 (人〇犬)✖ねこ 猫にとっては糖質(ブドウ糖)の摂取の必要がないとされています。 それは必要なブドウ糖を優先的にタンパク質から合成するためで そういう面では猫には栄養素ではないのかもしれません。 補給して利用できないというわけではないのです 一方で犬は摂取の必要があります。 (人〇犬)✖ねこ βーカロテンは2つのビタミンAがくっついた成分で 人も犬も必要量をカロテンからビタミンAを作り利用しています。 ビタミンAが充分あればカロテンから作ることはされません。 カロテンには悪作用はないですが、ビタミンAには過剰症があるので 素晴らしい能力かと思います。 一方で猫はカロテンからビタミンAを作る能力がありませんので ビタミンAを必要量を補給する必要が出てきます。 こういうのがたくさんあります。 上記はこれまでお伝えしてきた内容です。 1冊の本で網羅されていませんので 自分でメモをして知識を増やすしかありません ですから栄養学と言えば人間栄養学を基盤とし、 動物栄養学とは少し違ってきます。 人間栄養学を全体の動物栄養学で表すとこんな状態でしょう 栄養学の名称を栄養素に置き換えても同じ表になりますが、 タダの栄養学の括りでは人間栄養学を意味し、 栄養学、栄養素と言うときにはオレンジの範囲内での言葉を使わねばなりません。 人間にとって補給の必要がない成分は、(人間の)栄養素ではないのです。 ですから犬や猫で補給のある成分は、それぞれにとって栄養素なので 「犬にとっては栄養素です」と表記は正解ですが 犬にとって必要な成分を「(人間の)栄養素」です。と言うのは誤りです。 これを許してしまうと非常にたくさんの成分が 栄養素になってしまうのです。 タウリンは猫にとっては必須成分ですが 人や犬には補給の必要がない成分ですから 「タウリンは猫にとっては栄養素」ですが 犬や猫にとってタウリンは栄養素ではないですが 体の中で使われる成分ではあります。 こうした線引きをしっかり意識していないと 間違った事を認識して 人に話すことになりますので キチンと理解してみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.13 20:22:00
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