動物を販売して収益を上げることを軸足を置くと
動物が死ぬのは困りますが
病気になって治りそうもなければ見捨てねばなりません。
できる範囲での看病はするでしょうが
動物病院に行って医療費を支払ってまで
やる命とやれない命の線引きをしないといけません。
ニュースになっていた猫カフェでは
病気になれば新しい子と入れ替えると言っていました
会社の方針は治療をしない、治療費を出さないで
従業員はその方針に納得できないとした内容でした。
収益事業としたら会社の判断は正解だと思います。悲しいですが
法律が厳しくなってきたので
法律ができる前のようなことはできないのでしょうが
私の古い認識では命を大切に扱わないと感じる業界が嫌でした。
それはそれが、正しいんですよ。収益事業としては
慈善授業ではないのですから
ニワトリも家畜として育てて
命を奪うのが当たり前の収益事業です
ペットとしての事業で不採算な命は処理するのが事業です。
私は嫌ですけど。
前にも書いていますが
兎のブリーダーがアメリカに行って、アメリカのブリーダーが言うには
繁殖できなくなったり、余剰なウサギは食べてしまうと言ったことに
唖然としたと言っていました。文化の違いなのでしょうね。
元々は家畜としての兎が
品種を固定するために規格化したのがコンテストなりの文化なのでしょうね
ペットと言うより食肉として。
この間SNSで流れてきたのは
フレミッシュジャイアントと言う一番大きなウサギの品種を
フレンチの食肉用に育てたウサギ肉を提供しますと
掲載されていました。
私はフレミッシュジャイアントの繁殖終わりの子を
戴いて暮らしていたことがあったので
うーん。あずき(私のウサギの名前)を
殺して食べちゃうんだ。殺して肉にしますよーと
生きたウサギの写真を掲載するんだーと
気が重たくなりました。
それは間違った事はやっていませんね。
そう考えておくと
ペット用に繁殖している動物の余剰分を殺しても
食べても収益事業としては誤りではないのかもしれません。
同意はできないし、悲しいですけど。
ウサギも可愛いし、繁殖もしていましたが
ウサギはなぜか里子募集が多いですね。
なんでなんでしょう。
一時期ブリーダーが増えましたが、
専門店もできていきましたが
どんなもんなんでしょうね。いまは。
ウサギを食用とすれば
ペットの余剰生体や、繁殖できなくなったのは
集めて食肉にするというのも収益事業に軸に置くとありなんだと思います。
私は嫌ですが、それも一つの現実です
ブリーダーも繁殖できなくなった個体を受け付けてくれる先があれば
ありがたいと利用することもあるのでしょう。
ウサギの肉をペットの食材に使う人もいますでしょ。
でも、ペット用に繁殖した子を食材にしているとしたら
目を背けるかもしれません。
でも、食肉用としたらヨシにするのですか?同じ命です。
たぶん、何も考えないで肉の状態になったら食材に見て終わりなんだと思います。
私もそうですから。
ニワトリも養鶏場で卵を産まなくなれば引き取ってもらいます
私が聴いた数字は1羽30円です。
30円で売るのではなく、30円支払って持って行っていただくそうです。
私も家族として可愛がっているニワトリも、
30円支払って処分される未来から救い出したわけです。
結構無意識でいるだけで、眉間を背けたくなるようなことに
関わっている現実があるんだと思います。
フェレットだって同じですよ。
元々実験動物用に繁殖をしていてペットに提供しているというファームがありますね。
動物実験用の生体とは分けていると言っていますが
分けていると言ってもね。どんなものでしょう。
フェレットも動物実験で使う事例があります。
咳をしやすいので、咳止めの薬に使っていると聴いています。
ほかにも事例は有るのでしょう。
検索をすれば日本でも脳のシナプスのつながりをみるために
活用していると発信している研究者もいます。
これも眉間に皺を寄せたい現実です。
獣医師もいます。実験として最終的に解剖までしていると
言っていた人も直にお話を聴いています。
でも、繁殖場とすれば製品になる子供を産まなくなった親を
管理するのは収益事業体としてはできないと思います。
そういう面で実験動物や毛皮用に出すのは事業を継続するためには
普通のことかと思います。嫌ですけど。
それを著書のフェレットの愛し方に記したら
そういう面で考えたことがなかったと
お手紙をいただいたり、話を伺ったこともあります。
言いたいことは「ペットと幸せに暮らしているご自身の見えないなかで
蔭の部分が同じ種族を苦しめている現実があるんです」
気が付いていないだけで、業者が見せないだけでね。
だから私はフェレットのことを考えるのを中心にするとすれば
フェレットを人が飼わない方が良いというのが結論です。
犬も猫も同じです。
一般の飼い主さんは心無いブリーダーなり業者が
悪いと言いますが、そういう人を産むのは
その動物をペットとしている人々が存在する
その暗部が目を背けることをやっていると
私は観ています。
意識しない善人の皆さんの暗部で起こることだと思います。
これはそれぞれの種族を好きで暮らしているすべての人が作る影の部分だと思います。
去年でしょうか。静岡市の西隣の焼津市で甲斐犬の
ブリーダーが急死か倒れたかでレスキューが始まりました。
年齢もですが数が殖えていき、
仕事にして行くと辞めれなくなり
こんな健康面にぶつかることもあるのでしょう。
自分の寿命も考えていかないといけません。
動物に迷惑が掛かります。
我が家の柴犬のミヤちゃんはブリーダーから戴いた子です。
繁殖場に行ってみるとたくさんのケージに入れられた犬がたくさんいて
小奇麗いにされてはいましたが管理も大変だなーと思いました。
繁殖ができなくなった子をいつまでも管理することはできませんね
犬は25万円くらいで売られている子も、3万円か5万円で
出すことになると思います。もちろんイロイロありますが
私の感覚ではそんなものです。
1回に何頭生まれて・・・そうやって計算をして行きますが
利益を残すには、支出を抑えないといけませんので
管理続ければ管理費が掛かりますから
いつまでも所有していると支出が増えるだけです。
だから、経営を考えるブリーダーは
繁殖できなくなれば施設から出します。
でも、命を大切にするブリーダーは
頭数がドンドン増えて運営の首を絞めることになります。
結局、食肉をするためにト殺場の仕事をする役割があるように
ペット産業も一般の人の幸せのために
暗部を行う役割の人もいるということです。
ということで、ペットで収益を頑張るぞーと言う人は
動物のことは2の次にして事業を頑張ります。
はた目には良いように見えて
消費者からしたらいいサービスを提供しているように見えますが
動物の命の面からすれば好ましくないことをしている人もいます。
動物に関わる人がどういうところを大切にしているのかで
動きが変わってきますので、良し悪しはともかく
観察をしてみるといいと思います。