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カテゴリ:【業務連絡】
2か月くらい前に、猫の新刊本にタウリンがアミノ酸で、タンパク質であると
間違った記載が半ページにわたって記載されていたので 指摘をしました。 そうしたところ、 ある本の引用しています 現役獣医師が記しています チェックは3回行っています と言う趣旨の返事がありました。 記述は間違えの連続を行っていて恥ずかしい内容なのですが 誤っているとは担当も、執筆獣医師も理解していなかったんですね。 次に引用したという本を購入し、チェックをすると そのまんまの文章を発見し、 その出版社に間違えていますよーと送って 1か月ちょっと経過して先ほど返事をいただきました。 こちらの出版社様には丁寧に対応をしていただき 執筆者の獣医師先生にも丁寧に回答をいただいたので 何も思うところはないので、出版社も著者も言いません このことを記すのは間違えと言う以上に問題があると感じてのことです 執筆者にも、出版社にも思うところはありません。 最初のきっかけになった本は臨床獣医師(動物病院の獣医師)が書いたもので、 引用元の本に書いてあるから間違えはないと主張しているのですね。 まあ、科学的知識がないモノで、 間違えた記述を見ても誤りと理解できていない獣医師なんですね。 もっとも、同様の間違えはいろんな本に広がっているので 科学的に間違っていても正しいと返信をするのでしょう。 別に一つの情報が間違えていることは別にどうってことないですが 間違えていますよの指摘で理解できない部分が獣医師としてヤバイです 今回の返答で私の指摘の通りが正解で、 元になった本では誤りを解答をいただいています。 そもそも、「タンパク質の材料のアミノ酸の一つに、タウリンがあります」 の書き出しから始まる一文。 間違えていますよ。の指摘の時に、理解できないことも獣医師の知識の不足を示しています。 タンパク質を構成するアミノ酸は20種。そのなかにタウリンは含まれていません。 そもそもタウリンはアミノ酸ですらないのです。 1文で2つも間違えているんですね。 間違えていますよと言われて、間違っていませんと言えるのは 正しい知識がないからそういえるんです。 「猫は合成できないので」、と言う部分も間違えです。 猫は合成できますし、タウリンを作る酵素活性能力は人間以上です。 猫がタウリンの補給が必要なのは、利用効率が悪いためです。 リサイクルできないと言いましょうか・・・ 「重要な栄養素」の部分は、タウリンは人間にとっては栄養素ではありません。 この場合「重要な猫にとっての栄養素」等言葉を足せば正しいです。 これは栄養素の概念の問題で、人間にとっては栄養素ではありません。 猫にとってはないと死んでしまうので、栄養素の概念としては猫にとっての栄養素です。 そこで結論の 「猫にとってタウリンは必須アミノ酸なのです」は アミノ酸ですらないのです。 この1ページの半分がほぼ間違えで、文章として成立していないんですね。 だから、多くは語らず「間違えていますよ」と指摘をしたのです。 そうしたら上のように ある本の引用しています 現役獣医師が記しています チェックは3回行っています と、返答があったので、 間違えている理由を概ね上記のように説明をしたのです そうしたら、ご意見ありがとうございます。 重版の時にどうするのか検討します。 こんな返答があり、 間違えていると認識も感じられませんでした。 ですから、元になったという引用した獣医学専門書を 購入して確認し、間違えを発見し 出版社に連絡をした返答が2か月が掛かったということです。 この専門書の中では私と同じ知識も含んで書いて有って 1冊のなかで矛盾した表記があり その指摘をしたところ、2か月後間違えを認めていただきました。 別に、発端の猫の本に間違えも別にイインデス。 専門書で間違えが有ってもいいんです。 でも、子引き、孫引きして間違えが広まるのは良いことではないと思う。 この一点で、間違えの指摘をしたわけです。 獣医師が記載している本に間違えはないということで 引用する人もいるでしょう。 獣医学専門書に書いてあるから正しいと思うこともあるでしょう。 でも、間違えは間違えなのです。 獣医学専門書はいいです。 一般人が読む猫の本で、これだけ1ページで間違えを重ねる獣医師に キチンとした知識があるのかも私には疑問があります。 また、間違えていますよの指摘で、誤りに気が付かないのも 知識のほどが想定できます。 正しい正確な栄養学の知識がないので こんな恥ずかしい文章を世の中に出しているのです。 間違えることはいいのです。 指摘に気が付かないことが恥ずかしいです。 獣医学専門書の出版社の対応は非常に丁寧でした。 著者も丁寧でした。 猫の本の出版社は上記の通りで、 現役獣医師が書こうが間違えは間違えです。 引用した本が有っても、間違えを引用してはアウトです。 3回見直しをしたといっても、間違えに気が付かないのは ね・・・・ まあ、これだけ間違えを繰り返す著者はどうなんでしょうね。 「獣医師が書いていますが、なんか文句ありますか?」 こんな感じを受ける返答はよろしくないのです。 ですから、この獣医学専門書の解答を先の出版社に送り 誠意のある返答をいただけるのか 執筆した獣医師にもDMを送ってみようと思っています。 かわいそうなので本の名前は出さないことにします。 やはり、なんでも間違えて書くこともあると思います 指摘を受けたらきちんと調べて返答すればいいと思いますけど 獣医師が書いているから正しいというものではありません。 獣医学専門書にもあった間違えた記載は 獣医師などが読んでもその誤りに気が付かないで 情報を活用していたという事ですね。 誤って情報を得ていることもあるでしょうから それはその都度正しい情報に上書きして行ければいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.04 02:52:54
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