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いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

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2020.11.03
XML
カテゴリ:フェレットの健康
10/16に電話にて有料相談をさせていただいたお客様へ
納品時に文章化したお手紙を公開します。個人情報を伏せているので一般情報として
参考になさってください。

 電話で話をした内容がベースにありますので
本文のみでは意味が繋がらないことが在りますが
あえてその部分は補足していません。

 これは電話相談に置いての追加有料サービスとして行っています。
言葉で説明したことを文字化することで理解の一助になると思います。

 内容そのものは資料や冊子、著書、ブログに記載している内容で
たくさんの中から特にお客様に記憶に残っていただきたい内容をお手紙にしています。


 このサービスの目的は栄養管理を専門店にお願いしての
結果を文章化して獣医師に提供し治療の一助になればと
考えて形を模索しているサービスです。





〇〇〇ちゃん
 文責:フェレットサプリメントナルヘソ研究開発者
  エイシン 永池清詩 2020/10/16
主訴:脱毛 副腎疾患?
 電話でお話したことを文字にして残します。聴き慣れないことは理解しにくく流れてしまいますので、復習するための資料と言う認識でいてください。

 率直的に副腎疾患の初期であるとも想定できますが、それほど難しい状態ではないので気を安らかに情報を入手しながら暮らしていけばいいと思いました
  • l 副腎疾患の女の子は直接命を取りません
  • l インスリノーマに発展しても、私は動物病院よりも上手に管理できています。
  • l 脱毛していても改善可能ですし、栄養不足の現れと判断する程度で、別に問題らしい問題はありませんので、落ち着いて順番に対応すればいいのです。


メラトニンホルモンについて
 さて、メラトニンホルモンからお話を振り返りましょう。フェレットにメラトニンの話が出てきたのは私の記憶では2005年当たりの出来事です。以降私はメラトニンの利用には賛同しない思いで、使っている人の様子を眺めていましたが、私が栄養管理で改善するようなはっきりした有意差を持った変化は一切ありませんでした。
 メラトニンの話が出始めたきっかけはイギリスで屋外にて飼育しているフェレットに、副腎疾患が無いという話から言われ始めたと記憶しています。そこから朝陽を当てることでメラトニンを出すという考えに発展して行ったのです。

 人間では朝陽(強い光)に当たることで、メラトニンの放出が止まり、メラトニンの前段階のセロトニンの状態で止まり、血中濃度が増します。朝陽を浴びてメラトニンの合成が止まってから一定の時間が経過すると、再度メラトニンの放出が始まり心地の良い睡眠と、体の修復に役に立って行きます。メラトニンホルモンの話は少なくとも5つの点で私には賛同できないことが在ります。

 1つ、フェレットは良く寝ている動物であること。1日24時間のなかで寝て起きてを繰り返します。体内時計をリセットすると主張されますが、フェレットは学校にも行かないし、仕事にも行きませんので、24時間周期に合わせる必要が存在していません。ずれていても問題はないのです。

 2つ、フェレットは森のなかで過ごし、夜行性動物であること。つまり日光を浴びる環境で生きてきてはいなかった動物であること。森の中と言うのは大きな大木が生え、そこからのこぼれ陽の当たる場所には低木が育ち、常に地面に近いところでは薄暗く直射日光は入りにくい環境です。逆に太陽が当たるような場所はタカや鷲などフェレットを襲う動物に狙われやすいので短時間いることは有っても好む場所ではないのです。それ以前に夜行性動物ですから、日中はどういう行動をしていたのでしょうか?このように生育していた環境を考えると日光の影響は感じられないのです。

3つ、メラトニンは2020年春にやっと日本で薬として流通するようになりましたが、それ以前は海外から個人輸入をして使うものでした。そこで、日本では流通していないので希少性を感じる人が良い薬が有るという認識で選民意識を持っての利用が目についていました。結果が出ればいいのですが、そんなことは有りませんでした。この希少性、特別感を持つのが一番嫌な部分でした。私自身2006年には国内で流通できる植物由来のメラトニン様ホルモンのサプリメントを持っていました。メラトニンが規制されていたのは動物由来のホルモンであるためで、植物由来のメラトニン成分は流通できるのです。人間も女性ホルモンに似た成分として大豆イソフラボンや、ザクロなどを使うのと同じ理由です。メラトニンホルモンはサクランボやトマト等結構みじかな作物に含まれているのですが、そのことについてフェレットの飼い主さんの口に上ることは有りませんでした。

 個人輸入しないといけない貴重な薬の認識なのですね。

4つ、メラトニンホルモンが大切なのは私も良く理解できています。そのために朝陽を当てる飼育がいいという意見が広まっていた時期がありました。でも、生活や仕事の関係で朝陽に当てられない人もいます。そういう人に朝陽を当てられないことを責める風潮もあり、これも嫌でした。

5つ、私は1995年からフェレットに接し、96年から輸入卸を開始、98年から分子栄養学を東京大阪に学びに行って現在に至っています。その1998年に健康研究を始めた初期に出会っていたビタミンバイブルと言う本の中に「女性ホルモンのエストロゲンはトリプロファンを壊す」と言う記述があります。これは以降どういう仕組みでアミノ酸を壊すのかは理解できないのですが、消費するという意味で捉えてもいいですし、ともかく補給をしようと考えに入れていた事象でした。アミノ酸のトリプトファンから、セロトニンができ、さらにメラトニンホルモンが作られていきますが、エストロゲンでトリプトファンが減ればメラトニンが少なくしかできないのは自明の理です。ですからトリプトファンを補給して、正常な生理作用で必要な量のエストロゲンができるようにすればいいのです。
 トリプトファンはタンパク質を構成するアミノ酸のうち、人間では最も少量の含有量になっています。ですから、ともかくメラトニンホルモンを直接与える前に、トリプトファンを与えればいいのです。トリプトファンは手軽な素材としてはミルクに含まれているのですね。子供が夜良く寝るようにとホットミルクを飲用するのも、このトリプトファン、メラトニンラインを求めての行動です。精神科のお話で繋げると、戦前の意識とは違い現代では精神病は脳内伝達物質の不具合と考えられています。ですからドーパミンやセロトニンをターゲットにする薬が処方されています。医師に精神薬がどうして効果があるのですか?と尋ねた時があります。作用機序は分かっていないけど、効果があるから使っているというものもあると言っていました。テンカン薬を躁病に活用したりもします。大学で学んでいた時にお世話になっていた教授はGABAを有名にした研究者で、脳内伝達物質の研究も良くされていてお話を伺っていたものでした。その経験があるので、メラトニンホルモンの有益性には賛成しても、メラトニンホルモンを海外輸入して与える風潮には同意できないでいました。まあ、結果も出ていませんしね。しかし、やって害のある物ではないとは思ってはいます。

メラトニンホルモンのまとめ
 メラトニンホルモンは可もなく不可もないモノと考えています。ただ、強く問題に感じるのはそれを広める飼い主さんの思慮不足にあります。まずはミルクでも与えてトリプトファンなどの栄養状態を整えることが先で、それをせずにメラトニンの対応はNGです


○○〇ちゃん
 ○○○ちゃんは病院で診断をされていないので、何も断定することはできず、よくあるパターンとしての副腎由来の栄養不足なのだろうと想像はできます。では何をするかと言えば、栄養状態の改善です。

 1、エストロゲン過多を想定しての栄養管理
 2、癌が有ることを想定しての管理
 3、活性酸素が多く出ていることを想定してのケア

 このような所でしょう。女の子の脱毛は栄養不足によるもののかと思っています。男の子の場合は毛根や前立腺に存在している酵素(女の子にはない)が、男性ホルモン(テストステロン)を変質(デヒドロテストステロン)させて毛根を攻撃して毛が生えにくくさせていることでの脱毛です。この場合はテストステロンの打ち消し、酵素の不活化をさせて、デヒドロテストステロンをなるべく作らないように持って行きます。これは毛根を攻撃してでの脱毛と、女の子の脱毛は仕組みが違っています。いくら調べても毛に関係する栄養素の不足による結果かな?と現時点では考えていますし、結果も出せています。
何を選択するのか?
 よく、ベストかセカンドベストか、ベターなのかの選択のお話をお客様にします。ベストなのは費用も掛かり、フェレットへの負担も要する徹底的な、もしくは必要な項目の検査をして、その対応を選択することです。この○○○ちゃんの場合、エコー検査をして、血液検査で女性ホルモンの量を把握してとあらゆる必要項目を検査する必要があるかもしれません。しかし、選択はセカンドベストでも、ベターな方法でもいいのです。

活性酸素を確実に処理する
 活性酸素を検査するには当方の扱っている尿検査のキット¥5000がありますが、状況を可視化しなくても、活性酸素を徹底的に消してしまおうという判断は良い考えです。そこでフェレットの活性酸素をよく消してくれるGMTを2単位(60cc)与えると、おおよそいいかと思います。ただ、その子その子によってこの量では足らないこともありますので、絶対の安心はできませんが、状況がそれほど悪くないのでこれで様子を見るのが〇〇〇ちゃんの負担も、金銭的負担も無く行える方法と思います。
 そういうことで、やるべき行動は選択肢を設定してどれを選ぶかは飼い主さん自身になります。

実際の行動
 ○○○ちゃんの状態がそれほど悩ましいことではなく、私が得意としている極軽いものですので、お話することも特にないので、メラトニンのお話を少し踏み入って記すことにしました。あと病院のお話も。会話をしていてフェレットをとても大切にしていて、生涯一緒に暮らしていくような方のように思えた半面、あまり情報を持っていないと感じました。病院に任せておけばいいという地域でもないので、フェレットが好きなら自分で知識をきちんと持ち、予防も対応もできればと思った次第です。

 私は25年やっていて全国のいろんな動物病院の対応を聴いてきましたが、私がお任せしたいと思える病院はあまり数は多くはありません。そのなかでも▽▽さんが通われている病院で全国のなかでも私の好きな病院でした。それは獣医さんがキチンと会話ができることと、科学的に則った説明をしっかりして、治療対応も良いからです。それは当たり前のように思えるかもしれませんが、全国でフェレットを見るという動物病院、東京、大阪などでの有名なフェレットの病院もその資質が無いところばかりです。プライドばかり高くて治療実績のない病院がほとんどです。
  ということで☆☆☆市の病院が復旧してそこに行かれるのもいいでしょうが、市内で通える病院を作ることも一つです。手短に記すと血液検査だけでもお願いできるか通院してみて△△さんと人当たりが好ましい会話のできる若い獣医さんを探してみてください。エコーができて採血ができて、後は足らないことは覚えていってもらえばいいと思います。





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最終更新日  2020.11.04 22:00:40
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