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2021.03.17
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カテゴリ:フェレットの健康

2023年11月加筆。 こちらもアクセス数の多い投稿で、500アクセスを超えています。
結局こういう事には明確には答えなんてないので、どう考えるかって言う事です
皆さんはどう考えますか?







 根本的なことなのですが、フェレットは犬に近いでしょうか?
猫に近いでしょうか?

 食肉目イタチ科のフェレットは、同じ食肉目の犬科とネコ科の動物と
どちらに近いでしょうか?


 というのも食事は食性が猫に近いので、
キャットフードを代用しようという話になっていました。
 ドッグフードではなくてね。


 それはそれでいいのですが、
疑問はフェレットの体の仕組みは猫に近いのか犬に近いのかってことです。


 フェレットは肉食傾向の強い雑食動物なのですが
完全肉食動物の猫に近いか、雑食の犬に近いのか・・・


 どう思いますか?


 私はわかんないです。どちらかと言えば犬かな?と思います。
というのも猫は体の仕組みが結構独特で
存在しない機能が多いです。それと比べると人間と犬は結構近い



 いろんな本・論文をを読んで探しているのですが
どっかに有ればなーという気持ちで読んでいますが、
見つかりません。それは何かってことなのですが



猫が独特というのは


まず、猫はタウリンを補給しないと最悪死んでしまいます。

   これは猫はタウリンを製造できますが、
   代謝の問題で補給要求量が多いのですね。


 これを重ねて考えてみる一案が出来ましたのでご紹介します。

 宇宙船を思い浮かべてください。

 宇宙船に水そのものを持ち込むことが一つできます。

  それはタウリンを食事で補給することと同意です。



 重ねて考えてみる例なので、必ずしもぴったりしたお話ではないのですが、
宇宙船で酸素と水素から水を作る機械があるとしましょう。


 これはタウリンの場合、アミノ酸から体内で作る能力があることと重ねます。
猫はその能力はゼロではなく、むしろ人間よりも酵素活性力は高いです。

 ただネズミや犬とはけた違いに弱いです。


 猫のタウリン補給の必要のある理由は次です。
再利用の効率が悪いためにあります。


 これは宇宙船で尿などからろ過して飲料水を作る能力です。

 先日見てきたシンエヴァンゲリオンで
「誰かのおしっこかわからないものを…水にする」そんな
表現があったのですが、ああタウリンの件と同じだーと思ったので今回お話を紹介してみます。


 猫はこの水の再利用の能力が弱いんですね。とっても。



 タウリンは体内で何度も使えるのですが、
猫はそれができないのでオリジナルのタウリンがたくさん必要です。
その必要量を体内合成で用意できないので
補給の必要があるってことです。


 いかがですか?イメージできますか?


 タウリンは体内合成する量では猫は自身の必要量を満たせません。



 次

 猫はビタミンAをベーターカロテンから作ることができません。
その作用のある酵素を持たないためです。
ですのでビタミンAを必要量を補給する必要があります。


 人間はビタミンAを前駆体のβカロテンから作れるので
直接ビタミンAを補給しないでもニンジンなどからのβカロテンから作りますし、
ビタミンAが体内に十分あれば、ビタミンAをカロテンから必要以上作りません。


 確か鶏はカロテンからビタミンAを全量作ると記憶しています。


 直接ビタミンAを補給しないといけない猫は
人間よりもビタミンA の態勢が高いです。

 人間が過剰症を起こす量なんてへっちゃらです。


 次

 通常はアミノ酸のトリプトファンからナイアシンを作りますが
猫は作ることができません。
 そのための酵素を持っていないからです。


 次

 猫は果糖(フルクトース)を利用できません。
使うためのフルクトキナーゼという酵素を持っていないのです。

 ですから砂糖を口にすると処理できない果糖が
尿から出てきます。


 

 まだまだ猫の酵素欠如などの機能がないことがあります。
ですから猫は生きていくためにその機能がなくても栄養補給で過ごせるように
猫餌ではされています。


 ではフェレットはどうでしょう。


 少なくとも猫と全く同じではありません。






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最終更新日  2023.11.15 18:50:46
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