1990年代かな?価格破壊なる言葉が耳に聞こえてくるのが多くなったように思います
それまではメーカーが定めた販売価格
いわゆる定価なるものがありました。
もしかして、若い世代の人には「定価」という概念もないのかもしれませんね。
価格破壊なるものが世の中を席巻するようになって
90年代は物の価格がグングン安くなっていったと思います。
安くなることはいい事ですね。
1998年からペットショップのテナントを持っていましたが、
その時のフェレットフードの仕入れ価格は、
近所のカインズホームのホームセンターの販売価格よりも
高かったんですよ。
もちろん専門店商品を扱えばいいのでしょうけど
フェレットフードと銘打たれていれば
安価なものを希望するのかもしれません。
いくらいいフードと言ってもね。
トータリーフードが良いフードだなーと
その当時あったものを比較して思っていました。
その時にアメリカのフェレット雑誌モダンフェレットに
日本のフェレット事情を紹介したことで
開発者のウィラードさんは私に会いたいと
輸入代理店を通じて言ってきましてね。
アメリカ大使館で勉強会を開催していただけました。
20人くらい来たのかな?今も写真は残っていますけど
SBSコーポレーションさんが呼び掛けていただいてね。
でも、この勉強会のきっかけも、
開発者が私に会いたいから始まった企画でした。
そうしたら、トータリーフードが飼い主さんに使われるようになったら
並行輸入会社が出てきて安売りを始めて。
その金額はペットショップの仕入れ価格よりも安価になっていったと思います。
でね、前にも書いたかな?
「安いって誰得?」です
安価に物を買えればそれは嬉しいですよね
私もお値打ちの物を安価に手にできればうれしいです。
でも、安売りに慣れていませんか?と思う時があります。
私は日々いろいろやっていて、
日本では作れないいろんなものを目にします。
それは技術的なことではなくて
価格的なこと。
簡単に言うと日本で竹製品が最近ホームセンターで
目にするようになりました。100円ショップでもあります。
材料としての竹は日本にもありますが、
売られている価格では日本で作って売ることができません。
もし売るとすれば時給は10円?
根拠のない数値ですけど、
竹を伐ることから始めて加工して。。。
竹の手作り製品は日本製は結構高価なんです。
これはお金の価値が違うので
外国で作ってもそれぞれに収益が分配できるのですね。
なので、日本で作って売れるか価格にならない。。。
だけど、買うには安価な方がいいですよね。もわかる。
これが現在の社会事情であり、
今後は変わっていくでしょうね。
さて、安いって誰が得なんですか?。
前にも書いたと思いますけど、
私は事業者は利益を得るべきだと思います。
そしてその収益を使ってさらに良い状態に活用する
拡大再生産を続ける必要があると思うのですね。
特にフェレットの場合は
こんな愛好家が世界に犬猫と比べて少なくて
病気が多くて、獣医師が治せないマイナーな動物は
その少ない愛好家の人がお金を集めて、
研究費に活用をして、未来のフェレットと人間の幸せのために
使うべきであると思うのです
そうやって私はやってきました。
私が大切にしているのは、私の時間で、
ほかの頭のいい人にフェレットを研究して戴くために
お金を支払う。そのために事業を大きくするとすると
人件費は非常に高額で、研究費も高額なのでいくら
収益を造ればいいのかわからなくて、
そうなら、能力が劣るとしても私が自分で研究して
フェレットの幸せを開拓すると考えて
研究をする時間を作ることを重要視しました。
なんだろう。お金って獲られますでしょ。国に
収益は税金で獲られますでしょ。
それは必要なのですけど、
フェレットのことを考える時間をなるべく最大にして
知識を得ると、その知識は奪われることはないですよね。
盗む人は常にいるけど、出さなければ取られることはない。
人に分けることもできますね。
振り返ってみると、私が使ってきた時間で学んだ知識は
フェレットと幸せに暮らす上で活用できる情報になっています。
そして、周りのフェレット好きな皆さんにお分けできていると思います。
常に私が思うのは、私がいなかったらフェレットの情報はどんなものかな?と
自然発生的に生まれる、出来上がる情報もあるでしょうけど
私が生み出さないとない情報があることを認識しています。
もちろんすべてを知っているわけではなく
わからないことも多いけど、昔よりはたくさんわかって来て
今はフェレットと暮らす上では不安なく過ごせるように考えています。
私がフェレットのことを考える時間を造れたのも
アウトプットするために文章を記す時間を使えるのも
ご利用いただくお客様から頂くお金でやりくりさせていただいている結果です。
ただ収益を高級車に、遊興費に使うことなく
未来のフェレットと幸せに暮らすために活用してきた結果が
皆さんにお分けできる情報でもあるのですね。
新たにフェレットと暮らす人も、
私からの情報を使うのは、過去の愛好家の方からの
ギフトだと思うといいと思うのですね。
ほんと、フェレットの研究には
ほかの研究もでしょうけどお金と時間がかかるのです。
すべての結果は出せませんけど、
結果を出すこともできていますので
そこはいい評価を戴いてもいいと思います。
そして今新しくいい飲み薬を見つけて
ワクワクしながら想像通りに使えるのか
トライしていかないといけませんけど、
結局、研究しないと新しい情報は生まれず
関わる皆さんにこの情報をお分けしたいと思いますし
情報だけを取りに来る人には
お分けしたいとは思いません。
冒頭の安売りの件ですけど、
自分が安いものを求めて得した気持ちは、
結局、情報が生まれずに、
最終的には大損するのを理解できるかできないかなんですよね。
そこの概念を持てるかどうかでしょう。
何言っているの?と言う人は、痛い目を見ると思います