|
カテゴリ:【業務連絡】
私はフェレットの研究を言葉に求めました。 それはフェレットの飼育書や獣医学書の文字と言う事ではなくて、 あらゆる原理原則として活用できる格言としての言葉です。 「逆もまた真なり」そう言った20歳の頃のバイト先のお父さんが 口にしていた言葉。「逆もまた真なり」深いなーと 実際は真ではなく、「正」と言っていましたが 検索をしたら「真」が正しいらしい こんな意味: 条件や要素を逆転させても、同じことが成立するさまを表す。 「逆も然り」「逆もまた同じ」などとも言う。 例えば昨日電話相談でインスリンホルモンの話をしていたんですね。 インスリンホルモンが過多の影響で痩せると思いがちなのですが 実は本来はインスリンホルモンは太らせるホルモンなんですね って話をしました。 痩せると太る一見、逆の現象に見えるのですけど 基本はおんなじです。これで言いたいのは一つの機能が全く 相反する反応を示すことがあるということ。 これで、どのようにその動きが生まれたのかを理解する きっかけにするのですね アメリカ人は多民族ですがインスリンホルモンの製造量が 強い人が多く、すごく大きく肥えている人がいますね。 でも日本人はインスリン放出量というか、膵臓の強さなのか 弱いのであそこまでは太れません そこまで行く前に体を壊していきます。 インスリンホルモンは細胞にブドウ糖を送るだけの能力しかありません。 そうですね。少し事例を言うと、 車でアクセルを踏み込むと速度が上がる関係があるとします。 強く踏み込めば速度が上がると思っていると思います。 でも、燃料がなければ速度は逆に落ちますでしょ。 一つのアクセルを踏むという現象は、 燃料の有無で速度の面では早くなったり遅くなって停車する関係にあります。 条件の違いです。 インスリンホルモンは、細胞にブドウ糖を送りこむ作用しかありません。 フェレットで多く私が得意のインスリノーマと言う病気は 膵臓に癌があり、インスリンホルモンの放出のバランスを 正常時のように取れない病気です。 インスリン量が通常よりも多く、細胞にブドウ糖を送りこみます。 普通は、血中ブドウ糖量が下がることで ぶどう糖を作り出そうとする反応が起こります。 これはグリコーゲンや糖新生と言うような名前の減少です。 インスリンホルモンが細胞に燃料のブドウ糖を送りこむので 足らなくなった血管内に燃料を供給しようと 簡単に言うと自分の身を削って燃料を作り出します。 家で言うと、壁とかを崩して薪を一生懸命作っているような関係です。 それでインスリンホルモンの要望に応えようと体はしますが ぶどう糖が足らなくなると脂肪を燃料につかっていき、 血糖値は下がっていきます。 この身を削ることは、体重減少の意味なので 痩せていくのが普通です。 なので、インスリンホルモンは痩せるホルモンだと思っている人も多いです もちろんその側面もあります。 「逆もまた真なり」です 細胞に送り込まれたブドウ糖のその後を考えればいいのです。 ぶどう糖は熱として消費されるのですが インスリンホルモンが普通よりも多くあって 細胞にドンドコ送り込む現状になると 全部が燃えるわけにはいかなくなります。 燃えるということは熱になるという事なので 全てを燃やして必要以上の体温になったら困りますでしょ。 なので、細胞に送られても燃えないブドウ糖は脂肪に変わっていくんですね。 これがインスリンホルモンは太る、脂肪合成作用があるということです。 痩せると太るは全く逆のようにも思えますけど ホルモンの作用としては同じ仕組みの中での別の結果で 充分なエネルギーがあるかどうかの条件が大切になっていきます。 どうだろう、フェレットの体の仕組みを考えていくうえで イメージを作り言語化するようにしています。 言葉にすることでそれぞれを分けて考えられるようになります。 それで推敲を重ねて誤りがあればそのポイントを訂正するように してきました。 そもそもね、1998年の分子栄養学にフェレットの健康の糸口を期待した時には 答えなんてどこにもない状態で始めてきたわけですよ。 分子栄養学って食べたものがどのように必要な成分に 合成されて体が機能しているのかを研究している学問と私は認識しています。 栄養学が中心ですが生化学と、生理学、などを組み合わせた学問かと思います。 どの医学もどこに焦点を当てるかの重さの違いだけかな?と 私は思っています。単純栄養学は食べるときの量のバランスを言うだけと 言う認識を私は持っています。 インスリンホルモンを例にしましたが一つのホルモンや酵素は 真逆の反応が起こる条件があるのでその変化を見つけて どの条件下にあるのかを探っていくのですね。 インスリノーマの話を書いているのでこの病気の話を続けましょう。 私は獣医師以上にインスリノーマの管理が得意と自負しています。 なぜなら全国のあらゆるフェレット診療で得意だという病院で うまく行かないからとやってきた子をことごとくうまくできているからです 私的には簡単です。 その時にどのような獣医さんの見解と医療をしているのかを 良く聴いて病院ごとの傾向をまとめています。 ああ、だからこの病院はうまく行かないのねって。 インスリノーマはそもそも癌です。 膵臓の癌です。これを対応するのは難しいのですけど 痩せたり、あらゆる低血糖の症状が起こるのは 癌のせいでインスリンホルモンの製造量が変わることが所以です。 短時間で治まる症状のことを「発作」といい 結局のところ、インスリノーマであったとしても 発作が出なければどうってことはないんです。 あ、これは私の中学の友達に話をしている記事ですので ほかの皆さんはギャラリーね。 シャア大佐も言っています。 「当たらなければどうってことはない」 なので、発作が出ないような管理をしているだけで 3年を超えて管理ができています。 動物病院の平均寿命はステロイド投薬で200日くらいかな? 昔の数値ですが平均や最高管理期間が紙面に掲載されています。 私はその頃から3年超えていました。 このインスリノーマの対応の最初のきっかけは2002年に訪れました。 獣医師は血糖値を高めようとばかり言います 血糖値が低いと良くないという その頃CMで砂糖協会が、ブドウ糖は唯一の脳のエネルギー源ですって 言っていて、ほんとか?って思ってそこをきっかけに調べていました。 分子栄養学を目ナビ出して4年目にして見つけました。 それがフラクトウス。果糖です。 砂糖はショ糖言う成分が主成分で、 これはブドウ糖と果糖が一つずつが合わさってできた糖です。 砂糖のブドウ糖も脳のエネルギーだが、果糖もいける? どうだっただろう。?今ちょっとうろ覚えになった。 その後に、脂肪からできるケトン体が脳のエネルギーになると わかるので、果糖は脳のエネルギーになると私は主張していないような。。。 どうだったか?わかんないや。果糖に関しては調べなおす ブドウ糖だけではなくて、特別の場合に脂肪からできるケトン体が 脳のエネルギーになるとわかったのが大きなきっかけ。 これは、そこから2005年かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.20 15:01:06
コメント(0) | コメントを書く
[【業務連絡】] カテゴリの最新記事
|