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カテゴリ:福井県和紙工業協同組合
梅田和紙さんは 順調に進んでいった。
そんなある日「先織さん 組合に行ってくれんか?」と梅田さんから言われた。 「システムも古くなり、オフコンからパソコンにしようとしたら高いんや。この見積り 正しいのでしょうか? ちょっと高過ぎませんか」 『オフコンで作ったプログラムは基本的にパソコンでは動きません。まるっきり新しくプログラムを作り直さないといけません』 「ふーん でもお金が無いんです」 『では 組合の情報化の補助金は考えたのですか?』 「えっ そんな物 有るんですか?」 『ちゃんと連絡 来ているでしょう』 「えっ 待ってや。えーっと。あっ 有った。これですか?」 『そう これですよ。あっ締め切りまで あと2週間ですよ』 「ほんなら 駄目やね」 『じゃあ コンピュータは諦めますね。じゃあ手作業に戻す準備しましょ』 「そりゃ 困るなぁ」 『じゃあ やるだけやってみたら どうなんですか?』 「貰えるやろか?」 『ぐだぐだ言っていて やる気は有るんですか? やるんなら絶対貰うと言う気持ちが必要ですよ。貰って新しいシステム入れて それを活用して組合を楽にするんですよ。組合の売り上げを上げる方法を考えたり、経費の有効活用をして もっと儲かるシステムを考えるんですよ。それとも経費節減で事務局員を減らしますか?1人減らせば この組合何とか黒字になるみたいですねえ。2人減らせば確実に黒字になりますよね。そうでしょう役員さん』 「いや やる やる やろう先生」 こんな脅迫で 福井県和紙工業協同組合は 始まった。・・・・・つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.12 23:00:47
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