そろそろ・・・
ツバメ(燕)の季節がまいりました。日本には夏鳥として春先に飛来します。鳴管が発達していて、さえずりは日中よりも早朝から午前中にかけて耳にする機会が多いです。泥と枯草で巣を作りますが、民家の軒先など人が住む、にぎやかな環境に営巣するという習性があります。これは、天敵であるカラス等が近寄りにくいからだと考えられています。すなわちツバメが天敵による危険性より、人間から危害を加えられる可能性を経験的に低く見積もった鳥なんです。日本においては、水稲栽培で発生する害虫を食べてくれる益鳥として古くから大切にされ、ツバメを殺したり巣や雛に悪戯をする事を慣習的に禁じていました。また帰巣性があり、前年と同じ巣を修繕して利用したり、巣が無い場合はその付近の別の個体の巣、もしくは前年営巣した付近に巣をつくります。ぼくの家にもよく巣をつくっていますよ。みなさんはどうですか?