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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:本、読み物、講演より
「ラムシュプリンガ」てご存知ですか? 14歳で学校を卒業したアーミッシュの若者たちがグループを作って彼らが主体になって活動します。その時期を「ラムシュプリンガ」というらしいです。 アーミッシュは学校を終えるともう大人扱いです。周りの世界のティーンエイジャーたちは高校や大学で自分探しをすることができるけれど、彼らにはそういうチャンスがない。だから代わりに「ラムシュプリンガ」があるらしい。 若者のグループだから羽目をはずしたり、恋愛をしたり、それまで厳しくアーミッシュの生き方を仕込まれてきたけれど、ここでは比較的自由に行動をとることを許されているそうです。だから世間並みに街へ繰り出してバーで遊んでみたい海に行ったり、時には大人たちをハラハラさせるようなことをするグループもあるらしい。 でもこうやって自由な時間をもらうことによって、自分たちのコミュニティーが大事にしているものや大人たちの生き方を再確認することになり、やがてそれがアーミッシュである自分というものを見つけていくことになるそうなんです。10人に9人の若者がこのコミュニティーに留まる決心をします。 その自覚によって、洗礼を受け、結婚することによって「ラムシュプリンガ」を終える。 「縛りを解き放つ」 それがアーミッシュコミュニティーの結束を強めていたのです。
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