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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:本、読み物、講演より
2006年10月2日 非アーミッシュの男が何週間もかけて準備をし、アーミッシュ学校を襲った。大人と男の子たちを追い出し、少女たちの人質に立てこもったのだ。 警察がやってきたとき、2秒以内に敷地内から立ち退かなければ、少女たちを襲撃すると警告を出し、そして本当に子ども達に銃口を向け、6~13歳の子どもたち5人が亡くなり5人の子どもたちが重症を負った。 そのとき年長の子どもが、小さな子どもに銃を向けないで、私から撃ってくださいと犯人に申し出た、と言う話も聞いている(「アーミッシュの昨日今日明日」には記載されていないけれど・・・)。 警察の教室への突入とともに、犯人は自殺し、事件は終わった。 この事件は世界中に報道され、世界は信じられないような大きな驚きでアーミッシュの人々の様子を見つめた。 事件当日、まだ数時間もたっていないというのに、様々なアーミッシュの人々が犯人の未亡人とその家族に対して、互いの痛みと悲しみを共有し犯人への赦しを表明していったからです。 襲撃から一週間、世界中でこのアーミッシュの赦しの特集記事が組まれ、その数は2400以上にも上ったと言われています。 その後、半年ほどでアーミッシュの学校は新しい学校として生き残った子どもたちのために開校され、近隣のコミュニティとアーミッシュの人々は以前にもまして親密になり、犯人家族とも新たな友人関係が強固に築かれているということです。 アーミッシュの人々は命とともに生きておられる。 人は、どんな人も清らかな存在だった。そう徹底的に信じることができるのですね。
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