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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:本、読み物、講演より
昨夜、とうとう「アーミッシュの謎」を読み終わりました。「アーミッシュの昨日今日明日」とあわせて読むとかなりアーミッシュの方々の生き方がわかったかなぁと思います。 さてこの前、コミュニケーションの電話のお話が途中になっていましたね。 とはいえ、彼らも電話と無縁の生活をしているわけではありません。なぜならお医者さんや獣医さん、歯科医さんなどに行きたいとき、電話で前もって予約をしたり事情を説明したりしなくてはなりません。 そして農業をする上でも、手工業製品の製造販売にあたっても外の人たちとの電話による製品注文受付や材料の調達は不可欠です。 だから彼らはよく考えて、事業所横に電話を設置することを認め、また個人の家の中ではなく電話ボックスのような形で街角に電話機を置くことにしました。 本当に必要なときにしか電話を使わない。そして不要な電話の受信を避ける方法を考え付いたのです。 アーミッシュの方々はこんなふうに何でも近代的なものはダメ、というのではなく新しいものについて慎重に検討して、必要な部分とそうでない部分を明確にし、上手に利用したり無用であるという結論を出したりしておられるのです。 そして独自で沢山の発明をなさっています。自分たちのルールに沿う形でしかも大農場のかかえる問題や大家族を支えていくための工夫の一つなのです。 私がすばらしいなぁと思うところは、大切にするべきものは何なのか、をアーミッシュの人々はちゃんとこの300年間見失うことなく守り抜いていることです。
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