さっちゃんと９人家族

　　今晩、Toさんは帰ってくるなり2枚のコピーを私に見せました。
それは今日の朝日と毎日の朝刊の記事でした。

　「ホスピタルアート」を手がける大阪のNPO「アーツプロジェクト」の活動を紹介したものです。

　「ホスピタルアート」　元来人の心に寄り添うように生まれてきた癒しを生み出す芸術を無味乾燥になりがちな病院に取り入れて、患者さんたちや家族、スタッフの方々に少しでも心地よさや精神的癒しを提供しようという目的でなされるアートです。

 Toさんの勤め先では今病棟の立替工事が行なわれていて、それにともなって長～～い地下通路が作られています。窓もない狭い３８ｍに及ぶ通路に学生さんたちがホスピタルアートの実践として絵を描いてくださっています。

その様子は　http://hapiiplus.jugem.jp/　でブログの形で紹介されているのでご興味ある方はご覧ください。

　　実はこのプロジェクトのきっかけを作ってくれたのはうちの3番目のMでした。数年前奈良で開催された学会に初めて赴いたとき、このNPO「アーツプロジェクト」のことを知って、ひとしきりToさんに面白そうだ～～！！と報告していたのです。

その報告を聞いてToさんも何かそんなことが出来れば良いなぁ、と思ってNPOの方にコンタクトを取ってみた。それがきっかけで本当に現在のプロジェクトが動き出したのです。

何気ないきっかけだけど、それがたくさんの人を動かす。
それって遠くの話ではないのですね。
ちゃんと身近にも起こっていました。

私もとっても嬉しいです。
だって芸術はコンサートホールや美術館だけのものではないもの。必要なとき必要な形で人の心に寄り添ってほしい。
そしてその芸術を生み出した人とその芸術に触れることができる人々が実際に出会っていければもっと素敵ですね。

私も是非このなが～～い地下通路見に行こうと思います。