さっちゃんと９人家族

　　夜はクァルテット

　　2週間ぶりのヴェートーベンです。1年半前にもちょっと練習したことのある10番「ハープ」。
ピツィカート（指で弦をはじいて音を出す）がポンポンと随所に出てきて心地よく、ハープみたいだからそういうニックネームがついていると聞いています。

超速い3楽章、ヴァリエーション（変奏曲）になっている4楽章、ともになかなか素敵な曲で私は好きです。

しかし演奏の方は、一回合わせただけでピタッなんてことはあり得ないものですから、もちろんガタガタしながらではあるのです・・・、それでもまぁあまり曲の良さを損なうことなく弾けたかなぁ

これからの練習が楽しみだなぁと本日の練習を終え、楽器を片付けたのですが、

Va「あ、そうだ！この記号どういうこと？何なんですか？」
と前回の和音を合わせるためにVn1さんが用意してくれたスコアのコピーを取り出しました。

Vn1「あ～～　これはね」
とそのコピーの記号を説明し始めたIさん。出るは出るは和音と音程のことについては自分で本まで書いている彼ですから、どんどん説明が説明を呼び、40分ぐらいしゃべりました。

私は和音のことはあまり分かってはいないのですが、彼の説明を聞いて思ったことは、やっぱり聞こえたときに違和感なく、音楽が進んでいく、流れていく、そこの表現に合っているということが最終的な音程を決めていく、ということ。

その最後の4人の描きたいことが一致していることがまず必要だな、という当たり前のことでした。

この前ミニ真名で、こんな話をして下さった方がありました。

子供の絵の宿題がどうしても終わらすことができなくて、家族4人で一枚の絵を4分割してそれぞれに受け持ったところを描いたら、ご想像のようにタッチも存在感もそれぞれに違い過ぎて大笑いになった！！

私たちのクァルテットもまずは4分割してしまわないように、
どんな絵にしようか、
どんなグラデーションをどこに入れようか、
筆はどの太さ？
色見本は？・・・

さまざまなことを一致させて一緒に描いていかなくっちゃ！！

やればやるほど面白いクァルテット