さっちゃんと９人家族

　　今5年生のWは体育の授業で走り幅跳びをしています。

50メートル走のタイムと垂直跳びの高さから、目標値が出されて、Wは3メートル50センチだそうです。

最初の授業でホイっととんだらそれが3メートル50で、これはすごいやん、一発目でもう目標値に届いてしまった。これから先どれぐらい伸びるかしら・・・と期待しました。

ところが何回飛んでも全然記録は落ちるばかり！

…シュンとなって家に帰ってきた

「お母さん、どうやったらたくさん跳べるの？」
ホイホイ、私の出番です。
「あんな、走り幅跳びの難しいところは踏切線に合わす、ということなん。思いっきり同じように走っているつもりでも、なんでか知らんけど同じ距離にならへん。最後の最後で足を合わせようとするだけで、もう何十センチも記録は変わってしまうの。だからまず跳ぶよりも助走の距離を上手につかんで。長過ぎても却って勢いがなくなるからダメやで！！」

・・・・・

「お母さん、今日3メートル60跳べたわ。先生がな、飛んでる間に身体をそらしてみたら、て教えてくれはって、やってみたらすごい跳んだ～～て感じがした。」

「そう、それは良かった、気持ちいいやろ。飛んでる間の姿勢は空中でも走っているような動きで最後に両足をぐっと前にしてその分身体をすごく前に出す。そしたらかなり記録伸びるわ。」
と空中姿勢を見せてあげようと思って、垂直跳びして、その間にその動きをしたら、全部の動きを入れることができなかった。

ひえ～～　何たること！！

あんなに中学の時、数えられないぐらい練習していたことが今はできないんや！！実にショックだわ～～　これが歳を重ねるということなんやね。

ともあれWにはスローモーションでその動きを教えて、最後に、
「踏切の時は絶対下向いてたらあかんで！必ず45度上目線、青空にに向かって行け～～て感じを忘れずにね」

懐かしいなぁ～～走り幅跳び！！