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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:本、読み物、講演より
粕谷さんは大学卒業後、10年間ドイツに留学、留学中にカトリックの司祭になられた。帰国後はホームレス人々の蟻の町で活動されそれから海外青年協力隊で15年間働かれる。 その時の体験談が冒頭に出てくる。隊員としてではなく、隊員たちのバックアップをする駐在員、あるいは事務局員をなさっていた時の隊員との書簡のやり取りがつづられている。 それまでサバイバルなど無縁な日本という恵まれたところで生活してきた若い青年たちが、少しでも海外で役に立つならといさんでやってきたところは想像もしないようなところだった。 2年間というタイムリミットの中でそこでの生活に慣れるのに相当エネルギーを使い、こちらの思うそんなあほな、そんな無駄な、どうしてこうしない、という価値観と常識のギャップに苦しみ、そして与えられた使命というものが実は全体の中では全く無意味であったり、むしろ弱き人々にとって不利になることであったり・・・、そういう青年たちの苦しみをずっと受け止め続けておられた。 こうした環境の中で隊員たちに求められるものはCV(Cooporation Volunteer協力隊員)としての態度だという。 今日お話しした友人も同じことを言っておられた。 だからその不愉快なものをいらない、て遠ざけても意味がない
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