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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:教会にて
私はここ数年、心に思ったこと考えたこと、そして見聞きしたことなどを時間の隙間を縫うようにして書き留めています。 11月の1日もちょっと教会で心に留まったことあったものですから、PCに書き込んでおきました。 教会にも毎月発行している小さな新聞があるのですが、その時出稿予定だった方が風邪をひかれて書くことができず、ページが空いてしまいました。 それならば、と編集担当のToさんにその11月1日にあったことを載せてみようかと相談したところ、入れようということになり、先日印刷して皆さんにお配りしました。 その文の一部はこんなものでした。 さて今日のオルガン当番はKさんでした。ミサ中ご聖体拝領の歌が終わってもまだ神父さんの片付けの所作が残っていたので、何気なくすぐ左横に積んであった楽譜の束の一番上のものをオルガンの上に広げ弾き始められました。 「ありがとう、うちの旦那が唯一大好きだった曲なの。今日聴けて良かった!!」 なるほど、Sおじさまはアメリカによく行っておられたし、アメリカのアフリカ系住民たちが心のよりどころとしておられたと伝え聞くこの歌に、一方ならぬ魅力を感じておられたということに、私はいたく納得し、おじさまのお姿を心の中に蘇えらせるのでした。 今日は11月1日、教会では11月は死者の月にあたります。4年前に亡くなられたSおじさま、久しぶりにこの曲を聴きたくなったのかなぁ~~。誰が「アメージンググレース」の楽譜を一番上にのせたのかしら・・・? え、おじさま?? そして今日教会に行ったら、Sおばさまのお嬢さんJちゃん(私の幼馴染み)が聖歌隊のところにお話しに来て下さった。 今日、オルガン当番だったNさんがおっしゃるのです。 「じゃぁ、Kさんも予定外?」 N「そう急いで二人でミサの歌選んで・・・」 J「父は亡くなる数年前から急に「アメージンググレース」が好きになって、いろんな方が歌っておられるCDをずっと毎日のように聴いていたの。だからお葬式の時も、突然だけれど友人にお願いして「アメージンググレース」を歌ってもらった」 そう言えばそうだった。Sおじさまのお葬式の時もソプラノのソロで「アメージンググレース」を歌っておられた。急にその場面が心の中に広がり、三人ではらはらと涙を流したんです。 あれも、これも、みんな予定外、臨時の穴埋めづくし・・・ いつまでもちゃっかり上手にみんなを動かすSおじさまに脱帽!!!
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