さっちゃんと９人家族

　　とうとう、クリスマスの日がやってきました。
この日までにやりたかったことはいっぱいあったのだけれど、結局はできず仕舞いになってしまいました。

毎年これは繰り返されているのだけれど、特に今年は進まなかったです。それだけ外での優先されるべきことがたくさんあったということですね。

今年のキャンドルサービス、そしてご降誕のミサには家族みんなが揃うことはできませんでした。

そうなんです。違う町で仕事をしているMは帰ってくることができませんでした。ちょうどキャンドルサービスが始まるころにメールが届き、

「たった一人でクリスマスを過ごすなんて、寂しい～～」

本当にね、いつもクリスマスは全員揃ってごミサに与り、その後ホールに集ってお茶をいただいたりお菓子をつまんだりしながら、教会のみんなと「メリークリスマス」＆ホッコリおしゃべりをします。

この日ばかりは普段来れない中高生や大学生たちもミサにくるので、ちょっとした同窓会を開いているようなものです。
そうそう、日曜学校OBOGの集いですね。

子供同士はどんなふうに見ているのでしょうか、お互いのこと。
大人の目から見るとすっかり見違えるほどに成長していて驚きの声があっちこっちから上がります。

我が家のメンバーも例外なく、
「ちょっと背中に背番号でもつけてもらっとかないとわからへんわ。
で、この綺麗な娘さんは何番目さん？」
とおばあちゃま
「２番です」
とHはくすっと笑いながら答えました。

ほらほらしばらく行っていないからすっかり忘れられているわよ。
皆さんがお忘れにならないうちにせっせと顔を出しておかないとね！！

ご降誕は小さなイエスさまがこの世にお生まれになったことをお祝いします。

目の前には小さなイエスさまはいらっしゃらないけれど、少なくとも子どもたち皆はイエスさまと同じようにこの世に生まれてきました。

みんなの微笑みを引き出し、つい抱っこしたくなったり・・・
愛することを忘れてしまっている人にさえ、心のどこかにポッと暖かいともしびをつけてくれるような・・・そんなほんわかとした愛らしさを身につけている小さな赤ちゃん。

救い主、と呼ばれる人が赤ちゃんとしてこの世に生まれて下さってよかった。「赤ちゃん」を通せば「愛」て何なのか、一番わかりやすいもの。

クリスマスはやっぱり子どもたち万歳やね。

　メーリー　クリスマス！
　命の尊さが全ての人の心に響きますように・・・