さっちゃんと９人家族

　　今日の午後は今年最後のオケ練習でした。

あいにくマエストロがお休みということで、いつもエキストラできて下さっている京響のFg(ファゴット）奏者の山本先生が指導に来て下さいました。

年末の日曜の練習ということで、来たくても来れない人がいっぱい。
Vn1は私だけでオールSolo、他弦楽器合わせても１０人に満たないという寂しい状態で、先生はさぞやがっかりされたことだろうと思います。

先生「や～～　えらいことになったね君たち！」

だ～れもいなくて困ったね、とおっしゃっているのではなく、この「愛の妙薬」というオペラをやることにした、という決断についておっしゃっているのです。

そういえば前の公演の練習の時も
「誰がこんな難しいメンデルスゾーンの『スコットランド』選んだんだね？」
とおっしゃっていましたね。確かに何をやるか、それは根本的に重要なことです。

「じゃ～　こっからやってみようか！
いや～～　実にいいね！その感じだよ」
と少しでもよくなったらはっきりと「良い」と言って下さるんです。

それは嬉しいだけでなく、自分たちの中でどういうものを良しとしたらいいのかという、一つの基準を提示して下さることになり、私たちの取り組むべき内容がおのずと整理整頓されていくのです。
しかもそれをみんなで共有できるわけだから、なおさらありがたいです。

練習が終わって、個人的にとても楽しかったことをお伝えすると
「あのね。オペラってものすごくいい勉強になるよ。
歌い手さんたちの劇の中でのセリフ（歌詞）や歌は本当に生きた音楽の原点だからね。
「歌う」ということを根本的に体験できるんだよ。
オペラを終えたら、オケは一皮も二皮も成長すること間違いなし！！」

あぁ～嬉しいなぁ　また山本先生に来てもらいたいで～～す！！

ということでオケ練習終いは実り多きものでした！！