このレッスンでは、小さな子どもたちのレッスンをどんなふうにしていったらいいのだろうというのも話題になりました。
6歳以下の子どもたちです。
私の感覚では5歳や4歳の子どもたちに弦楽器を教えるのはものすごく難しいことだと思います。何しろ一所に立ったり座ったりしていることも難しい子どもが多いですから・・・。
そして楽器もデリケートで親もなさったことがない方が多く、楽器の取り扱いやチューニングもすることも難しいですね。
そんな中でやっていかなければならない。
おまけにVnは構えが不自然な姿勢です。
肝心はやっぱり子どもがレッスン中に楽しい気持ちでいられること、を兄は強調していました。
音楽と一緒に歌ったり、踊ったり、歌詞を作ったり物語を作ったり絵を描いたり・・・いろんな活動を通して、音楽に触れる。まずそこからですね。
楽しいから、よく聴くを導き出す。
リズムを追っかける、繰り返しを退屈させない。
兄は特にいいました。
「その子のやっていることがたとえ間違っていても、それはダメとは言わない方がいいよ、小さな子どもたちの時は…、いや大人もそうかもしれないね。
こっちの方が面白いよ。楽しいよ、やりやすいよ!てその子をなるべく否定しないで良いことを伝える工夫をしましょう」
それに子どもたちってすぐにできるのもだと思っている。
このまえのAやWのスケートのように・・・。
どうしてかしら?この頃何でも簡単にできてしまうからかなぁ
ご飯作るのもボタン一つだし、退屈したらゲームやTVがある。
時間をかけて工夫して、待って待って何度も何度もやり直してようやくできるものなんて日常に何にもないものね。
そういう意味では楽器に親しむことはとってもいいことですね。
五感を使い、楽譜を読み取り、創造性を働かし、何度も繰り返し、記憶し、心をこめ・・・。
是非先生たちは小さな子どもたちに、音楽の素晴らしい世界を伝え、彼らが大きくなってからもその世界を大切にできるようにしてあげて下さいね。