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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:子育て
イギリスの高校ではその後の進路が決まるまで、子どもたちは高校を卒業できない、というのを聞いたことがあります。つまり高校卒業要件に次の行き先が含まれていて、どこに行く、ということが決まっていない子どもを無所属のままに放置しないというのです。 逆にいえば、大学などの入学許可が下りるまでの教育を一貫して高校が請け負うということです。 良いなぁと思います。 この話を友人の高校の現役先生に言ったら 先生のおっしゃることは本当によくわかります。我が家の子どもたち5人がすでに大学受験を経験したことになりますが、高校の先生方は受験に向けてものすごく大きなエネルギーを使われ、特にセンター試験実施後は戦々恐々とした空気です。 この子に合った受け入れ先をこの条件下でどうやって実現していくか、それは先生たちの持つ情報と作戦、子どもと親の意志によって実行されていくのです。かなり困難なことであり、そしてかなり運が働きます。 この前のオリンピックでもそうだったけれど、どれだけのトレーニングとどれだけの練習を重ねていても、その日の様々なコンディション(要因)によって相当変わっていきます。 だから少しでも推薦などのチャンスがあり、先に進路が決まることは本人にとっても先生方にとっても本当にありがたいことなのです。 そうそう、うちのSのことでした。 Sはその推薦も新型インフルエンザに罹って没になりました。そこから一念発起してセンターに向けて頑張るか!と思いきやそれもできない、というより受験には淡白な彼でした。 彼の担任の先生も、声をかけてくださいます。 根本、彼の中の「生きるに必要なことの一つ」に勉強がはまってくれないようでした。 そういう彼を前に、この社会で彼の生きる道をどうやって見つけていくかは、私に、Toさんに、上の兄姉たちにいろんなことを問いかけている、と言わざるを得ませんでした。
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