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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:本、読み物、講演より
先日来、「つながる」「つながりはどこまで・・・」シリーズでご紹介した片柳神父さまの黙想会でのお話の内容をmisarogさんが送ってくださっていたので、滞っていたことが一段落した今日、すこし心を落ちつかすことができたので読ませていただきました。 といってもお話の内容は予想通りとても深いもので、なかなか簡単にわかったり感激したりするものではありませんでした。 でも「マザーテレサ」という方が、どうしてどんな人に対しても等しい人間としての尊厳と慈しみを湛えて接しておられたか、どうしてあそこまで皆の心を開くほど一人一人の苦しみや求めるものを理解されたのか、が少しはわかりました。 それは、彼女もずっと誰に明かすこともなく大きな苦しみの中におられたからです。 人は誰でも、この苦しみから逃れたい、という思いでわらをもつかもうとする。現代の先進諸国に生きる人々はその思いで知恵を働かし技術を開発し、物事を研究し、相当の身体的や精神的苦しみを取り除くことが可能な知識と技術をお金で手に入れることができるようにしました。 でもやっぱり苦しみが無くなることはなく、無くせば無くすほど新たな苦しみが登場することを不安に思い、その不安は次々と不安を生みだして雪だるまのように大きくなっています。 私はここ(苦しみをなくす、逃れる)にすごく大きなトリックがある、と思っていたのです。 マザーはその苦しみとともに生きることを悟っていかれた、と片柳神父さまは語っておられます。
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