さっちゃんと９人家族

　　ドニゼッティー　オペラ「愛の妙薬」公演までいよいよ2カ月を切りました。
　まだ所々、ここからあそこまでは削って飛ばします、とかここはフェルマータ（拍と関係なく伸ばす）になります、など楽譜上の変更もあります。

オケだけでどこまでやったとしても、そこに乗っかってくれるはずの歌がどんなものなのか、ストーリー上の場面と役上の気持ちと、メロディと歌詞、そして歌い手さんの歌い方を知らなければ全体はちっとも見えてきません。

オケ練習の時に、いつもマエストロは鼻歌風にソリストたちの歌を歌ってくださってはいるのですが、それではまだまだイメージの一かけらを作ってくださっているだけ。
ほんまもんの歌に触れることは、今の私にとってはとても大きな価値あることなのです。

ついに今日その時が突然やってきました。マエストロがオケ練の後に続けてソリスト練習に行くというので、ごめんなさい私も連れてって～、と車に乗せていただきました。

あぁ～～なんてラッキーなのでしょう！！

ご自宅の音楽室での練習でしたが、すっかりイタリアの明るい陽射しが差し込んでいるようです。普通のお部屋で歌手の方が歌われたらどんなにガンガンするのだろうと思ったけれど、少しは控えておられたかもしれないけれども、全然そんなことはなく、それでいてピアノがバリバリと弾いていても負けるなんてこともない。

7番目のAが生まれる前、ちょっとだけイタリア語講座をきいていたことがあって、そのCDにイタリア語の早口言葉が録音されていました。

あんまりおかしくて、おなかがよじれるほど大笑いし、腹が立ってどうしようもないときはこれを聞くに限ると、と思っていたことがあったのだけれど、このオペラの歌も、早口言葉の超絶技巧のような個所があって、音を聞いていたらおかしく仕方ないのだけれど、私たち仲間が歌っているのだと思うと、いや～～その凄さに圧倒されそうです。

これは、ホールで聴くのが本当に楽しみ！！

DVDで見たり聴いたりしたときの平面的なイメージではなくて、かなり立体的なイメージを持つことができました。自分が弾かなくてもいいから、マエストロの指揮も客観的にみることができたし・・・

良かった、よかった！！4月に入ってからのソリストや合唱との合わせがとても楽しみです～～

いよいよオペラになってきたぞ～～