さっちゃんと９人家族

　　平野神社を抜けて天満宮の方に向かいます。平野神社は枝垂桜が咲きそろったぐらいで桜たちはまだ温かくなるのを待っているようでしたが、足元の人間の方の準備は着々と進んでいます。

道に沿って屋台は並び幟や暖簾もつけられ、桜の木の下にはお花見客用の台も据え付けられています。

一年中店を開いているたこ焼き屋さんもいつもとは違う場所に移っていて、この季節だけ特別価格で値上げです。
ここのおばちゃん、毎日ではないけれど一年中たこ焼きを売っておられて寒いとき、暑いときも、本当に偉いなぁと思います。

雨の中だったけれど、もう観光客の方が結構おられていつもの平野神社の静けさとは違っていました。

「桜の花びら落ちてないかなぁ～　花びら笛したいのになぁ～」とW

さすがにまだ花びらはありません。枝垂桜の下にいくつか花が落ちていましたが、花弁は小さくてとても笛はできそうにありませんでした。

早足で観光客の間を通り抜け、天神さんに向かいました。

こちらはものすごく広いのに、がら～～としていてほとんど人がおられません。2週間前まであんなに渋滞していたのにね。
遅咲きの梅がちらほら残って、冷たい雨の中で濃い色が目立っていました。

W「なんで天神さんの市は25日なんでしょうか？」
さぁ～～　菅原道真のお祝いの日。誕生日かな？」
W「ぶっぶーー、でもちょっとおしい。菅原道真が生まれはったのは25日、それにしなはったのも25日。だから25日に市が立つようになったんやって！！」
そう、同じ日付に亡くならはったんやなぁ　じゃぁ私も25日かも？？

こういうときはたいていAが喋りまくっているのに、この日はWがよくお話をしてくれます。

A「一匹、二匹・・・3匹・・」
え？何？　あぁ牛のこと？牛は1頭2頭て数えるんやで？
それにしてもどうして牛さんはここにいるんでしょう・・