さっちゃんと９人家族

　　昨日ちょっと勇気を出してコンサート当日の夜のビデオを見ました。

あぁ～～　ここも駄目、あそこも～～
全然、ちゃんと弓使えてへんし、音も外すし・・・

今日のレッスンで高校生の生徒さんに
「いっつもあなたに言っていること、私も全然できてへんことがわかったわ。
だからこそ、本番じゃない時にいつも繰り返し繰り返し練習しておかないとあかんのやなぁ～～

毎日が修行・・・」

と二人で大笑いしました。

どんな完ぺきなテクニックを持っていようとも、どんなに素晴らしい表現力を持っていようとも、弾く人の心の中にあるものが全て音となって表れてしまう。それが音楽というものやで・・・・

だから本当に楽器の練習だけではなくて、自分が生きることそのものが良いものに向かってなければ、何の価値もない・・・

今回のコンサートで私はこの兄の言葉を本当に実感しました。

　コンサートの終わりになぜ急にチャリティーにしたのか、その送り先がどうしてシスター須藤昭子さんの活動を支援するハイチ援助会なのか、を皆さんにご説明し、もともとチャリティ設定でチケット代を組んでいなかったので、わずかでも募金していただけるように呼びかけました。

　受付のKが言います。
「お母さん、大変やで！！出てくる人みんなが募金箱にお金入れてくださって・・・」

　今日、募金箱の中身とチケットの方からのチャリティを合わせて郵便局に持って行き数えていただいたら、１０７６４２円になりました。
クリスト・ロア宣教修道女会・ハイチ援助会の方に同額送らせていただきました。

　本当に皆さまからたくさんの真心をいただいて・・・、
　そういう現場に本当にいることができて・・・、
　どれだけ私が幸せであるか・・・、

　シスター須藤にとってはとってもとっても小さな助けにしかならないけれども・・・、そのお手伝いをさせていただけたことに、本当に感謝いたします。

音楽がなんのためにあるのか・・・
なんのために弾くのか・・・

そういうことをきちんと伝えてくれた兄に感謝！！

しかし言うまでもなく私たちを慈しんで育んで、そして今でもいつも心にかけてくれている大ママちゃんと大パパちゃんにブラボーを贈りたいです！！