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テーマ:アマチュアオーケストラ(131)
カテゴリ:音楽&パフォーマンス
最後の1週間に入るころから、控えていたコンミスとしての合図を少しずつ復活させることにしました。 それにマエストロも 「本番中はソリスト、合唱の方に集中しているから、オケのことまで合図を送っていられないと思います」 ということもはっきり言っており、実際全くのノーアクションもボチボチと入ってきました。
本番前のバックステージで、マエストロに声をかけました。 「いよいよ、残り1回です、この楽譜使うの!! 「それは良いですね!」 と彼は笑いました。迷いなく最後の通しをする準備がすべて整いました。 そしていざ舞台へとライトの中へ最初の一歩を入れました。もう何があっても後戻りはありません。
今回のオペラに参加した、関わった130人以上の人に語ってもらえば、それぞれに私の知らないストーリーがあったことでしょう。
『さっちゃん、リハの時怒っていたでしょう。僕の音が外れていたからかと思いましたよ』 え?私は全くそんな思いをもったつもりはない、意識の中では。 でもこの団員がいうように、多くのメンバーはわたしの意識外のところの感情さえも、遠くからキャッチしてしまうほどにわたしの表情を読み取ることができるまでになっている。・・・その様子はまるで家庭の中の夫婦や親子のように思えた。 と書いたように、団員は今や団員ではない。 ふつう舞台に立たなくなったら、人と合わなくなたったら、団員をやめる、それで終わり!! でもここはもう家族になってしまったから、家族はいつまでも何があっても家族。
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