かみさま
どうして人間は人の行いの至らないところにこだわるのでしょう。
どうして周りの人が完全であることを望むのでしょう。
どうして自分の受け入れられない誰かがそばにいることを、嫌うのでしょう。
それは自分の行いには至らないところが無いと思っているからでしょうか
それは自分は完全だと思っているからでしょうか
それは不快である人がいれば、自分が傷を負うと思っているからでしょうか。
そうやって正すべきだ、
あれはおかしい、
このままでは崩壊する
そんな声を聞くたびに、私は悲しくなります。
その言葉の中には希望が一つもないからです。
不完全な人間同士、それを赦し合うには何が必要でしょうか。
悪意のない不備を受け入れていくためにはいったい何があればいいのでしょうか。
これはわたしたちが恵まれた環境にいるから、些細な事に目くじらを立てているのですか?
人が心平和に過ごすとはそんなにも難しいことなのですか。
と書いては見たものの、あとから読んだら、私はずいぶん怒っているなぁと思った。
だから 先輩の言うように、
まずはにっこりすることにした。