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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:音楽&パフォーマンス
午前中小学校のPTA主催で「オルゴールコンサート」を開きました。 文化教養委員会としては今年最初の取り組みです。 前に笛が並んでいるオルガン式のオルゴール。くるくる回るのでしょうか鳥かごのオルゴール。よく見かけるミュージックボックス、お人形のオルゴールもあり、レコードのような大きなディスクをセットする、ディスクオルゴールもあります。 そうそう、だれがして下さるのかのご紹介が遅れましたね。 そのひろさんがオルゴールに出会われたのは、幼稚園で先生をなさっていた時に、園長先生がショパンのプレリュード?ノクターン?のオルゴールを買われたのを聞かせてもらわれ、体中に電気が走るような衝撃を受けて、すっかり病みつきになられたそうです。 でもヒロさんのオルゴールを語るなら、この病みつき、を語らないわけにはいきません。 オルゴールにハマった、というのだけではなく、本当に病気になっておられたのです。 いろんなお医者さんに掛かり結局2年以上経って、とうとう若年性パーキンソン病という難病であることが分かりました。少しづつ身体が思うように動かせない、急に脱力してしまう、そんな中で大好きだった保育のお仕事もさすがにできなくなって、そしてついに退職を決意なさいます。 大好きな仕事であるだけに、「私から保育の仕事をとってしまったら、一体何が残るの~~?」と毎晩眠れず、落ち込むばかり。そんな時に力になってくれたのがオルゴールだったのだそうです。 オルゴールはCDプレーヤーの昔版、そんな印象を持っておられるかもしれませんが、実はあれは正真正銘の楽器です。演奏パターンは決まっていますが、生音です。 その生の押しつけのない小さな響きが彼女の心を支え続けたのです。 ピアノの鍵盤は88、このオルゴールは150ほども音があるんですよ。 とおっしゃると、私の頭の中は・・・??それは一体どういうこと?? 家に帰って来てようやく気が付きました。あぁ~~音質のことだったのね。 ヒロさんは自分の生涯で最もつらいとき、オルゴールの音に支えられ救われてこられました。大好きな保育の仕事を奪われたら何も残らない、そう思っておられたけれど、気が付いたら、オルゴールと一緒にする仕事が始まっていました。 私を支える何か、に出会えるって素晴らしいことですね。 私? それはもちろんVnです。
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