|
テーマ:小学生ママの日記(28655)
カテゴリ:子育て
そうそう、昨日の6年生の授業で「士農工商」よりもさらに下位にある、というかそういう枠から外れていた村の人口が、江戸時代を通した全国の人口が水平に推移したのに比べ、明らかに増えていった、その背景にあったものはなんだったか? という先生の質問に対する答えはその村が独自に経済活動(今でいうフリーマーケ ットのようなもの)を行い、新しいスタイルの文化芸能(歌舞伎、芝居など)を作り出し、「動物のとさつ」などの仕事から、医療技術が生まれていったこと、ということらしい。 士農工商、という律法が及ばないがゆえに、保護されることもなかったけれど、逆に自由の中から新しいものが生み出されていった、ということなのかな? ここでも人はしたたかに生きる道を探り、見つけ出し、それを継承して発展させていったのですね。出雲の阿国が四条河原で歌舞伎踊りを踊りました。 本当に面白いですね。京都は歴史のある街だけに、古いものもちゃんと現代の中で息づいているのです。 さて、人が自分可愛さに人を利用してしまうようなことは、子どもですぐに「これは私のわがまま」、と気づくことができる。人も注意してあげることができる。 でもたまたま生まれた家庭が裕福で地位のあるところだったら、普通にその子が暮らしていても、社会の構造そのものが歪んでいるから、その子は知らない間に人を虐げていることになる。 そういうことに気づかせてあげられるのはだれか、というとやっぱり大人たちであり、違った社会に行ってみることであり、またこうした歴史を知ることによって学ぶことができる。 先生「この社会の教科書は写真もいっぱいあってきれいだけれども、中身はまだまだうすくてペラペラ。どこまで短い時間内でその奥にあることを伝えられるかが、本当に難しいです。」 「ええ、でも頑張りましょう。私たちも親として精一杯伝えようと思いますが、こういう学習こそ、子どもたちが生きるに必要なものだと思います。」 つづく
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[子育て] カテゴリの最新記事
|
|