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テーマ:音楽のお仕事♪(1695)
カテゴリ:音楽&パフォーマンス
私、この演奏会で特に心に留めていることがありました。 それはこの合唱団で知り合うことができた方の奥様が、3月ごろにご病気になられ2度の危篤をくぐりながら持ち直し、今も入院されているということでした。 その中にあるからこそ、この演奏会に出なければ、とその方ははっきり思われたそうです。 このコンサートの選曲は去年の春に決まっていました。だから大震災が起こったから『レクイエム』だったわけではありません。 けれども3月以降現実にいろんなことを体験、見聞きした私たちにとって、去年選曲した時の『スタバトマーテル』と『レクイエム』とは根本的に演奏することの意味を変えたと思います。 それが、友人の『出なければ』という言葉に表れているのです。 作曲家の思い(今回なら聖母マリアの心の痛みや命の尊さ、尊厳)をテーマにして作られている音楽は、今いる私たち一人一人の思いを掘り起こし重ね合わせ、ひとつの大きな力にします。 『奇跡はあるんですよ、本当に!!」 と彼は言いました。その言葉に触れて私はとても嬉しくなりました。
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