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テーマ:大家族(479)
カテゴリ:家族の姿
日曜日に我が家族と私のきょうだいたちと母の友人が小さなお御堂に集まって、兄の司式によるミサにあずかりました。 20年前の7月31日はとても暑い日でした。その日はイグナチオ・ロヨラ(イエズス会創設者の一人)の生誕500年を祝う日で、東京のイグナチオ教会には3人の叙階式にあずかろうと大勢の人々が集まり、ますます堂内の温度を上げていました。 叙階式というのは神学生が晴れて「神父になる」という恵みをいただく最も重要な式です。そこに私の両親、きょうだい、そして友人たちの姿もありました。 そう、兄の叙階式だったのです。 けれども私たち一家はいませんでした。翌日8月1日にカナダに出発することになっていて、しかも私のおなかには5番目の子どもが7カ月でおり、2か月前起こしたトラブルのためについ数日前まで一切家の外には出てはだめ、とドクターストップがかかっていたからです。 なので叙階式に参加することができなかった私たちですが、その荘厳な空気は十分に想像することはできます。 一昨日思い返していた兄は言いました。 叙階式の中で自分の心も体もすべてを神様に捧げます、ということを示すために、床に直接十字の形になって伏すのですが、その時に床にぽたぽた汗が滴っていました。 あの日から一日が過ぎ、また次の日がやってきて・・・・、そして20年が経ったのです。 そうか、私たちにとっても同じように20年が過ぎたのです。
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