さっちゃんと９人家族

　　今日はM　初めての外出です。
保険の手続きでどうしても本人が窓口に行かなければならない、というものがあり、私が同行して済ませてきました。

Mはだいぶ良くなったから外出できるものの、そうやって出かけることができない人だったら、いったいどうするのだろう、と思ってしまいます。

今回のことでいろいろと手続きをしなければならなかったけれども、多くのことは大変プライバシーの高いことだからでしょう、なかなか家族では分からないことがたくさんあります。

その当の本人が病気である、という前提が書類書きの中にはあまり想定されていないように感じました。

でも、病棟には病棟クラークさんがいてくださっていたので、さまざまなことについて、これから必要な手続きの説明、また書類が完成されているかどうかのチェックなどもしてくださったので、本当に助かりました。

これほどまでに複雑であれば、とても普通の人には理解できませんし、また窓口においても、必要なことが正しく伝えられないことも出てきます。

一人の人間を支えるという福祉はとてもありがたく、だれにとっても大切なことだけれども、その一人一人というものはまた一つくくりにすることができない、ということもしっかり肝に銘じていくべきことですね。

窓口の方々も大変だなぁと思います。
私は今回の出来事についてかなしいと涙したことはなかったけれど、窓口の方がありきたりの対応やお大事にの言葉ではなく、心をこめていたわってくださったことに心動かし一人涙しました。

力になってくださる方がそばにいる、このことは大きな支えになります。