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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:家族の姿
今度我が家族の一員のごとくNo.8と呼ばれているMとK君の長男、生まれたての赤ちゃんにはまだ名前がつけられていない。 でも私はこの男の子のことを「賢い人」「偉い人」と呼んでいる。 36週と言えば少々早めではあるけれども、決して赤ちゃんにとっても生まれるにあたってそんなに未熟な状態ではない。 ほんの3週間ほど前、こんなお話しを産科の主治医の先生としていた。 これからMの皮膚病が再び活発になり(満期に近付くほど症状は重くなる傾向にある)彼女の体全体のコンディションが悪くなっていくようであれば、自然に陣痛が起ってくるのを待たずに帝王切開で36週辺りに出産する、というのも一つ考えられることです。(妊娠が終わると皮膚病が改善される可能性が高い、という予測がある。) その話を聞いたとき、私は本当に医学的適応がある場合のみの帝王切開にしてほしいなぁと思った。やっぱり赤ちゃんにとったら満期までいる方がいいのだから・・・ けれどもまったく自然な状態で36週になったとき、少し頻繁におなかが張るようになった。できれば数日間もたして37週になってから出産に持ち込めたら、と思っていたけれど、陣痛は着実に前に進み始めた。こうなったらだれも止められない。 この日、K君は予定を変更して早めに京都に来てくれたけれども、それは予定日までの間で、ちょうど数日間3人家族が一緒に居れる唯一の機会だった。 しかも初めての出産であるMにとっては2500gぐらいの赤ちゃんであることは、すごく出産そのものを楽にしてくれる。まったく切ることもなく傷もなく、だからMは今楽々と歩いている。 当日はToさんも祝日で家にいてくれたし、タイミング良く分娩室に駆け込んでくれた。 この子は全体の動きの中で最もバランスのいい時を選んで生まれてきてくれたように思う。 こういう決断ができることを「賢い」というのではないかしら・・・
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