さっちゃんと９人家族

　昨日、今日と小学校では学習発表会が高学年低学年に分かれて行われました。
もともと学習発表会は1日かけて全学年の出し物を見る、という形で行われていましたが、新型インフルエンザがはやり始めたとき、少しでも感染を防ぐために、各学年ごとだけで発表する形になりました。
　子どもたちも大人たちも他の学年の発表は見れなくなってしまったのです。(他の学年の時間に見に行く手間をいとわなければ別ですが・・・）

翌年から、そこまで厳密にしなくても大丈夫だろう、ということで2学年ずつを経て今年は3学年のパフォーマンスを見れるようになりました。

　今日は4～6年生までのパフォーマンス。
最初に出た5年生はいつもの合奏や合唱もあったのですが、今までどの学年もやったことがない、というボティーパーカッションに挑戦
　手拍子や足ふみ、膝たたきなどを組み合わせた動きを4パートに分けて重ねていきます。ほぼ黒の衣装にそろえてあったので、手の動きがとっても目立ち、60人もの子どもたちが乱れず動くさまは圧巻！！
　子どもたちがこんなパフォーマンスをするなんて、と驚きました。

　4年生たちは今までもやってきたソーラン節でした。でもでもこれも劇風なやり取りが盛り込まれ、
｢間違ったっていいよ、｣｢教室ではいっぱい発言しよう」
「そうだ、そうだ、間違ったって笑ったりしないぞ、やじったりしないぞ｣
｢いろんなこと言って皆で考えよう！」

　とか声を掛け合って、間違うのが怖くて発言しない子どもたちを励ますメッセージを盛り込んでのソーラン節！！
その場にいた観衆の心を一気に惹き付けました。
　見事です。

　6年生たちの音楽表現も今までとは一段と違っていました。
　とても合奏も合唱も美しい　
　こんな美しいの、この学校で何年も聴いたことがない。

そう思っていたら、二人ずつのデュオが始ったんです。
　え？　え？　ソロとかデュオとかもするんですか？

　この何十年も誰かだけが目立つようなパフォーマンスは全くなかったと思うのです。少なくとも音楽の場では・・・

　合唱にはない純粋な美しさを放っていました。決してとても上手といえる歌ではなかったけれども、心を込め、とてもていねいに歌い込まれていたことがよく伝わってきて、涙が出ました。

　今年の学習発表会はすばらしかった。先生たちの工夫と子どもたちの熱意が突出していました。