今朝は私の実家の方のお墓参りに行きました。
場所は左大文字山の中腹にあるカルメル修道院の裏にある墓地です。
歩いて行っても、ついさっきまで普通の京都の町だったのに、山に入ってカルメルを横切ったとたん、なんて静か、なんて豊かな自然があるのだろうと思える。
... かなり急な階段が続き、A(11)、長男A(29)と一緒に登っていたのだけれど、つい
「ちょっと休憩するから先に行っといて」
と声をかけてしまうほど、久々にハードに心臓が動いたと思う。
足の筋肉は大して疲れてなかったから、体力が落ちた、というよりは循環器が弱ってきているな、と思う。
先に大ママちゃんが着いていて、後から大パパがやってきた。
ここには大ママのご両親のお墓と大パパが継いだ伯父さんたちのお墓がある。
4人で手を合わせて昔のカトリックのお祈りを唱えた。大ママちゃんは昔の祈りの方がなじみやすく、実は私も子どもの頃に使っていた昔の祈りの方が言いやすかったりする。
大ママちゃんの祈り。
「ここにいる孫たちが病気もせず、事故にもあわず、いられるのは亡くなったおばあちゃんおじいちゃんたちの祈りのお蔭。ありがとうございます。
これからもどうか守ってやってください」
自分たちのことはこれっぽっちも祈ったりはしない。
でもそういう祈りをする和佐ちゃんのことが何よりもいとおしく誰よりも愛しておられるおばあちゃんおじいちゃんは、いの一番に大ママちゃん、大パパちゃんの恵み豊かな毎日を祈って下さっていることだろう・・・
祈りはこんなふうに誰かへの想いがめぐっていって、多くの人々の安らぎに繋がっていったらいいな、と思う。
帰り道、登りでしんどかった急な長い階段を大パパちゃんも大ママもなんと言うこともなく普通に降りてくる。
で私は思わず振り返って大きな声で訊いてしまった。
「大パパちゃん、大パパちゃんていったい何歳やったっけ?」
「90歳と6ヶ月!!」と大きな声で返事が返ってきた。
うんうん、亡くなったおじいちゃんおばあちゃんたちの祈りは大変な効き目あり!!