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テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:子育て
今日は小学校のはぐくみ委員と文教委員共催で「子育てで大切にしたこと」というテーマで井上新二先生がお話詩をしてくださいました。 この井上さんとは同じ教会でちょこちょこお話しているうちに、この方が語られるときの「出来事を捉える目」「相手をていねいに受け止められる姿」にとても魅力を感じたので、小学校で講演をしていただくことにしたのです。 33年間の教師生活、その後の教員をサポートする教育センターでのお仕事、その間ずっと関わってこられた人権問題。 退職時にいろんなところからお...声が掛かったけれども、どうしても直接子どもと関りたい、しかも同じかかわるなら厳しい環境の中で生きようとしている子どもたちの力になりたい、と思われ、教会のそばの児童養護施設の施設長になられた。 たった4年間だったけれどもそこで気付かされ学んだことは、それまでの自分の経験や学びから得ていたものをはるかに通り越してしまうほどのものをいただいた。 とおっしゃるのです。 お話の中でもいかに子供たちが大人の姿を見抜いているか。与えられたものの中でいかに工夫して生きようとしているか、いろんな事例を引っ張り出してきて伝えて下さいました。 子育てにおいて大切なことはたくさんありますが、私が最も印象に残っていることは「大切にする」「愛情をかける」というのはあまりにも聞き古された言葉なんだけれども、実は親が主体になっていて自分の満足のために「大切にしたい」「愛情をかけたい」「結果を出したい」と思っているのではないか? どんなにすばらしいことであっても、その主体になる子どもが忘れ去られているのではそれは愛情とは言えない、 ということを言外に語っておられたことでした。 6月30日に井上新二さんは本を出版されました。 「児童擁護施設の子どもたちの思いと願い」明石書店 すばらしい本です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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