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カテゴリ:子育て
今日は朝からPTA小中合同勉強会に行って来ました。 京大の先生でいらっしゃる木原雅子さんのお話。1時間40分ぐらいの中、一言も要らない言葉も要らない時間も挟まらなかった、と思うぐらい濃く、そして、説得力のある、けれども押し付けがましさの無い、すばらしいお話を聴かせていただいた。 お話の根幹になっているものは多彩な調査によって読み取ることが出来る子供たちの実態。 こんなにも物質的に豊かで、安全で学ぶことが保障されている国に暮らしている子どもたちなのに、実は自尊心や自尊感情がとても低い。 学生になっても常に受身でいる姿 バーチャルの世界で人間関係を作っているがゆえに、すぐに、はみられたり、いじめられたり・・・ リアルの世界の中ではどうやったら良いのか分らなくて離れるのが恐くて、極端に密着する。服装 音楽 アイドル 食べるもの・・・ 自分の姿が見えない。未来が見えない。 何をしたら良いのか分らない。 学校から一人はみ出したり、目立ったかっこうする子は良い。自分の信じていることがあるから、自己表現の一つ。 他国から来た留学生たちがいう。 「どうして日本の学生たちには目標が無いの? 何のための勉強、何のための大学なんだろう・・・」 こうしたことから木原先生はWYSHという教育を考えてこられた。 Well being of youth in social happiness 社会の中で、自分の存在価値を見出していく教育 かな? 講演の中で3つの5分程度の短い映像が流れた。 木原先生が高2の子どもたちへ授業しているもの、そして小2の子どもたちへの授業、最後はお母さんたち向けに「生きる」という代々受け継がれていく命とその誕生を表現したものだった。 三つとも涙が流れた。 先生がどれだけ子供たちのことを大切に考え、命を尊び、皆にそれを伝えたい、という意志がとうとうと流れていたからだと思う。 終わった後、私は一緒に参加した友人たちに言いました。 「風に立ちぬ」より泣けちゃった~~ 思うに、子供たちの自尊心の低下は実は親世代の自尊心の欠落の現われだろう、と私は思っています。 見かけと物にだけ依存してしまった世界は「失う」ということは自分の墜落(無価値)を意味するからです。 そんな世界だからこそ 何も持たず神さまの道具となられたマザー が輝いて見えるのですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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