今日はPTAの近畿ブロック研究大会でポートアイランドに行っていました。
あまり早く出かけることが出来ず、到着したときにはすでにプログラムが進行していたけれども、ちょうど記念講演が始ったとこだった。
背の高い車椅子で登場し、元気いっぱいの声、満面の笑みを浮かべながらお話しをし始めたその方は、とても若い方だった。
お話の口調がMちゃんの夫君とあまりにそっくりで、くすくす笑い出したくなるほど。...
先天性の四肢欠損症である彼女は23歳、小さなときから一生変わることのない障害を抱えながら、当たり前に世話をしてもらっている自分、誰かの助けを借りずに生きることが出来ない自分、に出会いながら、何のために生きるのだろう、と問いかける。
そして
「この世に生まれてくるものには、必ず目的がある。できることがある。」
と確信を持てるようになり、今では声を使ったお仕事をしている有美さん。
1時間ほどの時間で語ることの多くは、集約された言葉にするしかないので、一見(一聴)聴き慣れた言葉。
それでも車椅子に載る彼女が語るとき、その言葉は決して軽々しいものではないと感じる。
乗り越えてきたものが本当にたくさんあった。
乗り越えたものがたくさんあったからこそ、確信が持てるのだと思う。
最後に足の三本の指を使って、その場で色紙に自分が大切にしている言葉を書かれ、一番に手を挙げられた聴衆にその色紙を贈られた。
ありがとう
笑顔
支えあう
絆
がその言葉!!
ぜひともこの佐野有美さんのご両親のお話を聞きたい、というと
同行していたPTAの友人も
「うん 本当に・・・、生まれる前から分っていたであろうこの障害、どうやって決断したんだろう、産もうって」
ほんとうにそうだ。物語は有美さんが生まれる前から始っていたはず・・・
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