|
カテゴリ:小学校活動
今日は朝から小学校に一日いました。 参観懇談もあったのですが、ともに「人権啓発」の取り組みにのっとったもので、子どもたちは大正11年に京都の岡崎公会堂で行われた「水平社宣言」を学習していました。 少しは平易な言葉になっているものの、私たちでさえ難しい宣言。これについて子どもたちに考えてもらおうというのですから、どれほど先生方も勉強をされたか、と思います。 懇談の場では今までと違って5,6年のお母さんたち、そして担任団+校長先生も輪になって語り合いました。 学校の日常の中では、平等であること、一人ひとりを大切にすること、協力することをかなり徹底して教えられてはいるので、子供たちには差別的な意識はほとんどないのですが、それでもいつも、「できる、できない」「点数化される自分の力」という逆の働きを持つ評価の中でも生きているわけです。 この評価が単なる自分の一面を表している物であり、場所が変われば時代が変われば、文化が変われた意味のない点であることをしっかりと伝え、決して人間としての評価ではない、ということをどのようにして子どもたちに伝えることが出来るのでしょう。 小学生の駅伝予選会のことが話題に上がりました。 成績は振るわなかったけれども、春から朝練をしてしっかり準備し、思い切って走ることが出来た子どもたちはゴール後 「気持ちよかった また走りたい」 と語り、お母さんたちも子どもたちの清々しい達成感を受け取って、とても嬉しかったというのです。 これこそ自己の充足感と、互いのがんばりを称え合えるもっとも平等な人間同士の活動を子どもたちは体験できたのではないか、と思えるのです。 子どもたちはちゃんと知っているのですね、「みんなは一人のために、一人はみんなのために」 この子供たちの心を汚さぬよう、ゆがめぬよう気をつけてかなければならないのは、まさしく大人たちなのだ、ということをつくづく思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.15 23:39:20
コメント(0) | コメントを書く
[小学校活動] カテゴリの最新記事
|
|