|
カテゴリ:Myハッピー
ブータンの国語ゾンカをほんの少しだけ習いました。
きょうはその最終日。 全部で、大体20時間ほどだったと思います。 ゾンカは、子音の数が30もあって、 1つの音節には、この子音がいくつも組み合わさります。 なので、発音の種類はとてつもなく多く、 それを区別するのは至難の業に思いました。 発音表記として、英語風の記号を使うのですが、 文字と発音との関係は微妙に異なっていました。 また、敬語用の単語が別にあったりして、 とても複雑なことばのように感じました。 たった短時間でしたが、とてもすばらしい経験だったと思います。 さて、支援活動が一区切りついたころから、 一度は、ゾンカに触れてみたいと思っていました。 近くにある、ゾンカの学校にも行ってみましたが、 どうもしっくりいかず、もやもやしたままでした。 そんな時、ある友人に約半年ぶりに再会したのです。 アパートに同行し、良く話しを聞くと、私の希望にぴったりでした。 すぐ、ゾンカの先生として申し込み、翌週からスタートすることにしました。 それが、3週間前でした。 先生になった人は、クラス12(高校3年)を卒業したばかりで、 この春には、大学に進学を希望していた人です。 ブータンでは、成績が良ければ、 学費だけではなくすべての教育費が無料で、大学教育まで受けることができます。 ただ、参考書や個人的な文房具のようなものは自費でそろえなければなりません。 彼女も、同様にその費用の工面のために、仕事を探していたのです。 ところで、彼女の希望はある分野の勉学のために、留学を望んでいました。 その留学も国費で行けるのですが、難関だったようです。 対象となるこの年齢の人口は約1万5千人。最終的に留学できるのは たった128人だそうで、結局、そのひとりに合格しました。 インドにこの夏から3年間留学します。学費・生活費など全部国費で。 さらに、帰国後は公務員としての仕事も確保されているそうです。 ばら色に見えるこの話しですが、彼女には大きな悩みだったようです。 それは希望の分野ではなかったためで、 このことで、一時は、かなり落ち込んでしまいました。 でも、その後の立ち直りはみごとに回復したのには驚きました。 やはり、ブータンにとって優秀な人材はすばらしい能力があるのでしょう。 このような人には声援を送り続けたいですね。 --- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 19, 2008 01:41:41 AM
[Myハッピー] カテゴリの最新記事
|