こちらブータン気象台・完

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• 日焼けしてきた

  ブータンに着いてまだ数日なのに、鏡を見たら、日に焼けてきたようです。ほとんど雲におおわれて、時おり雨が降る雨季らしい天気が続いているので、ちょっと、油断していました。雲が切れると、きれいな青空がのぞいて、そこから強い日差しが差し込んできます。そう言えば、ブータンのお母さんたちは赤ちゃんをおんぶしながら、晴れた日中に傘を使っていましたね。将来の天気予報には、紫外線情報なんてのもいるのかなーとふと思ってもみましたが、きっとだれも使わないかも。---

  Aug 11, 2008

• 味が変わるレストラン

  食事は大体、近くのレストラン、食堂を使っています。それぞれに、お味の質は異なるのですが、少し時間がすぎても、料理のできばえやお味が違うことが良くあります。前回の滞在からたった４ヶ月しかすぎていませんが、お気に入りだった中華料理のレストランは味が落ちてしまいました。逆に、日本風の料理を出すレストランは、メニューも変え、献立の種類も増やし、お味も少し進化したようです。その他、新しく開店したレストランや閉店してしまったレストランがあったり、いろいろと変化していました。しばらくは、またあちこちと歩き回ってみましょう。---

  Aug 10, 2008

• 携帯がつながらない

  休日のきょうは、友達まわりをしようと思い、街中を歩きまわりました。かなりの人が携帯電話を持っているので、連絡さえ取れれば、簡単に会うことができるのですが、その携帯がほとんどつながりません。以前は、夕方を中心に混雑してようですが、今は事情が違っていました。それは、モバイルの会社が２社になって、切り替える人が多いようです。元々は、政府系のB-モバイルの１社だけでしたが、最近、Tashi-Cellというタシグループの会社が出来たそうです。それに、一大キャンペーンをしていて、タシ同士の携帯は、９月まで無料だそうで、このために、どっと、切り替える人が増えているようです。この影響で、前の番号しか知らないので、友人へ携帯がつながらなくなってしまいました。ある友人の所では、引越しまでしていたので、もう連絡は不能です。やっぱり、携帯電話はいいビジネスなんですね。---

  Aug 9, 2008

• いよいよ始まりますよ

  今週は、さっそく気象部門の関係者とミーティングを行いました。到着した日は、睡眠不足で頭がぼーっと、していましたが、もう、ばんばん状態です。時間が限られた短時間ということは、集中できるのかもしれません。来週から、連日ミーティングです。午前も、午後も、ずーと。たぶん。来週には、２つの省の間でも話し合いがあり、来月予定の国際機関との会議の準備も進めるようです。なんだ、できるじゃん。と思いながら、多少不安も。来週からしっかりお付き合いしましょう。---

  Aug 9, 2008

• やっぱり雨季です

  今週の水曜日に着いてからまだ３日しかたっていませんが、今のところ、毎日雨が降っています。きょうは、雷鳴もありました。きのうは、けっこう長い時間、降り続いていました。小道では、あちこちでぬかるんでいて、とても歩きにくい状態です。それにしても、傘を使う人が増えたことはうれしいことです。雨の時には、子どもたちも使うようになったり、晴れたときには、赤ちゃんをおんぶしたお母さんたちも日傘として利用しています。少しずつ、変わってきましたね。---

  Aug 8, 2008

• ３０倍と３％

  ３０倍というのは、ネットを利用する場合の所要時間です。例えば、メールをチェックして、ブログをちょっと見る場合に、おそらく数分程度でササット、終わると思うのですが、今、ここでは、たったこれだけに、３時間もかかってしまいます。インターネットが使えるのは、いいのですが、超ロノロノなのには、ホトホト。。３％というのは、雨の時、傘をさす人の割合です。きょうは、ほぼ１日雨が降っていたので、そのようすを見てみました。大体、２％か３％くらいの人が傘を使っていました。昨年は１％にも満たないくらいでしたので、画期的なことかもしれません。だんだんと、天気予報への関心も深まるかもしれません。とても楽しみなことだと思います。---

  Aug 7, 2008

• ブータンへ行ってきます

  きょう、自宅を出発します。明日の朝、成田に着いて、午前便で、バンコクへ、バンコクで、乗り継ぎのために一泊し、あさっての早朝便で、ブータンへ、６日の朝には、ブータンのパロ空港に到着し、おそらくお昼ころには、首都のティンプーに着けると思います。では、２度目のブータンに行ってきます。---

  Aug 4, 2008

• 次はトンガだ！

  ブータンの次が決まった！これまでブータンへの支援は、2006年から2008年３月までの２年間と、今回の８月、９月なのですが、ブータンはこれで、完全に終了します。その後は、南太平洋の島国、トンガ王国に行くことになりました。2009年から2011年３月までの２年間です。ブータンとは、王国ということが同じでも、地理的には、だいぶ違いますね。---

  Aug 3, 2008

• 準備はやっと完了

  渡航手続きが完了しました。最大のネックは、ブータン政府内でのビザの発行が遅れたことのようです。それにしても、ぎりぎりのタイミングでした。週明けあさっての月曜日には、自宅を出発しますので、時間の余裕はほとんどありませんでした。きょうは、渡航関連の書類一式が到着した他に、荷物１個を成田空国へ発送しました。これで、移動は身軽になります。準備はやっと完了しました。---

  Aug 2, 2008

• マイナー・チェンジ

  ２回目のブータン派遣です。ここも少し変えてみました。マイナー・チェンジです。気分を新たに、これからの２ヶ月をすごしたいと思います。ちょっと、気合が入っています。前回は、余裕の２年間。今回は、たった２ヶ月間なので、密度の高い時間を送るつもりです。すでに、メールで段取りを調整しています。初日からフルパワーになることを期待しています。でも、ブータンのスタイルではないかもしれません。相手にペースを合わせるのはツライな～～---

  Aug 1, 2008

• 今回の派遣は

  まもなく、ブータンに出発します。約１ヶ月前に派遣が決まってから、関係者とメールで意見交換をしていました。ブータンでは、今年の３月に最初の本格的な国政選挙が実施され、その後、政府の大幅な変更があることになっていました。気象部門も、いろいろと予定があったはずでしたが、どうやら、何も変化がなかったようです。今回の派遣は、ブータン政府が組織的に改善され、その結果、業務が順調に変化するとの見込みでした。この２ヶ月間で、どうなるのでしょうか。---

  Jul 31, 2008

• ６回目の活動報告会

  ブータンでの２年間の支援活動や現地での生活のことをお話できる機会があるつど、できるだけ参加するようにしています。これまでには、昨年12月に、ブータンで関係者向けに、今年３月の帰国後には、４月に、地元関係者向けと、同じ４月に、JICAボランティアの募集説明会の中で、６月には、帰国ボランティアの何人かと合同で、一般向けに、また同じ６月に、県内中学で、国際協力出前講座のひとつとしてそれと、きょう７月には、地元の学校で、国際理解のひとつとしてお話をしました。対象者は毎回違っていたことから、内容も毎回大きく異なっていました。このように、何回か自分のことをまとめてみることができて、ブータンでの生活の特徴がよりはっきりと理解できるようになりました。お手伝いした支援活動の内容、ブータンでの生活を助けてもらったさまざまなできごと、その時よりも一層鮮明に記憶によみがえってきたように感じました。---

  Jul 12, 2008

• フライトが確定した

  ブータンへの短期派遣は、応募から選考結果がわかるまでは、霧の中にいるみたいに、全然わからない状態が続いたのに、決まってから、その後は速いのなんの・・・毎日のように電話で連絡があります。かなり違和感がある流れなのですが、きょうは、往復のフライトが確定しました。成田発、バンコク行きと帰国のバンコク発、成田行きの便が決まりました。バンコクとブータンのパロとの間は、一日に一便しかないので、日程さえ決まれば、こちらは自動的に決まります。ということで、往復ともにフライトが確定しました。---

  Jul 9, 2008

• 派遣期間が確定した

  この夏季のブータンへの派遣期間が確定しました。成田発８月５日、ブータンのパロ着８月６日、８月７日から９月30日までブータンのティンプーに滞在しJICAのボランティアとして気象部門をお手伝いします。ブータンのパロ発10月１日、成田着10月２日、10月３日にJICAの帰国プログラムを受けます。おそらく、３日の夜に帰宅します。このような予定になります。---

  Jul 8, 2008

• ブータンへ再度行きます

  JICAのボランティアに応募していましたが、その選考に残り、今週は派遣前の研修を受講してきました。２ヶ月間の短期で、８月と９月にはブータンで前回２年間の続きのお手伝いをしてきます。主に、世界気象機関WMOとのブータンへの支援内容についての具体的な話し合いを行う予定です。もっと大きな国際協力の枠組みを使った支援になることを期待しています。長期的で継続的でさらに国際的な協力関係になるので、おそらく数年後には、すばらしい組織になるのでしょう。---

  Jul 5, 2008

• ブータンについての情報収集

  いま、JICAのボランティアに応募しています。その内のひとつは、ブータンへの短期のものです。５月に募集が開始となって、書類選考の結果、６月に面接があり、その合格者は、７月の第一週に、派遣前研修があります。元々は、このような予定だったようですが、私の場合、５月10日に、応募書類を発送し、６月12日の郵便で、面接が省略されたことを知り、結局、いまだに選考結果は何も届いていないのですが、なぜか、今週27日までに、合格者は研修前にいくつかの種類を提出するそうで、どう考えても、受け取るものと出すものとのバランスが取れていないように思うのです。でも、派遣が決まってから、実際に派遣までの期間はかなり短いので、結果がわかる前でも、現地のことを知っておこうと思いました。ブータンのことは、ホットな情報が良いと思いますので、このようなところから情報を得ています。ブータン政府の全体のことは、http://www.bhutan.gov.bt/情報通信省ICT局が作成している政府のポータル・サイトです。政府の政策の他に、ブータン暦の内容なども見れます。それと、日々の動きのことは、http://www.kuenselonline.com/政府系新聞「Kuensel」のオンラインニュースです。新聞は毎週、水曜と土曜の発行ですが、ここは毎日更新です。https://www.bhutantimes.com/民間新聞２社の内のひとつです。首都ティンプー市民には人気の新聞です。https://www.bbs.com.bt/政府系のテレビとラジオのものです。毎日発表されるブータンの天気予報も見れます。このようなところから、いろいろと探すことができると思います。統計年鑑や各種報告書なども簡単にダウンロードができるようになりました。ただ、ブータンのオフィス・タイムの時間帯ではほとんどアクセスができないかもしれません。インターネットの回線がとても細いので、かなりきびしいと思います。平日は、日本時間で、12時から20時までは無理かもしれません。---

  Jun 24, 2008

• 大地震が起きた

  けさ、地震で大きく揺れた。けっこう、長い時間に感じた。我家は家の中の小物が少し散らばっただけだったけど、ニュースでは、震源に近いところでの被害のようすを放送していた。ふと、ブータンのことを思った。元々海底だったところが、ヒマラヤになり、今も上昇しているらしい。ヒマラヤでは、あちらこちらで、巨大地震が発生するので、いずれは、ブータンでも大きく揺れるはずだ。おそらく、相当な被害が出るのだろう。防災の考え方も普及してほしいものだ。---

  Jun 14, 2008

• イベントを開催しました

  ブータンから帰国し、自宅に帰宅してから９週間が経っています。派遣されていた時の記憶が鮮明なうちに、ブータンでのことを多くの人に伝えたくて、先日のイベント、「帰国ボランティアの報告展示会」を企画してみました。その展示会は、６月１日（日）と２日（月）の二日間開催しました。事前に考えていたことに、自分のことを伝えることだけではなく、共同で展示してくれた同期のボランティアのことも理解できるだろうし、これまで、ゆっくり話す機会もなかった人たちと共通の話題をじっくり話すこともできるだろう、と期待が膨らんでいました。イベントを行ってみて、その期待通りだったのです。今回は、５人のボランティアに参加してもらえました。それぞれは、ほとんど接点がありませんでした。同じ時期に派遣され、同じ時期に帰国したということだけですが、この二日間は、それぞれの派遣先の事情を聞き、暮らしぶり、いろいろな出来事、新しい友人のことなど充実した２年間を確認しあいました。会場に足を運んでくれた多くの見学者にも感謝したいですね。来場者が少なめだったかもしれませんが、ほぼ満足できたイベントだったと思っています。---

  Jun 3, 2008

• 新聞の紹介記事になった

  ６月１日、２日の展示会イベントのことが河北新報30日朝刊に掲載されました。それも、なんと、記事として、紹介されていました。おおお、やる～～これで、たくさんの人が来てくれるとうれしいですね。わくわく！---

  May 30, 2008

• 展示報告会の開催のご案内

  この春に帰国したJICAボランティアによる展示報告会へのご案内梅雨入り前のさわやかな時期に、帰国後まもないJICAボランティアによるフレッシュな帰国報告会を開催します。日時：６月１日（日）と２日（月）、10時から16時まで会場は、仙台市青年文化センター、地下鉄旭ヶ丘駅すぐ内容は、現地活動の写真展示、民族織物・民芸品の展示幻のコーヒーの試飲などリラックスしながら自由に見て、触れるスタイルです。発表予定者の派遣国と職種は次の通りです。・パナマ：村落開発普及・パラグアイ：放送・モロッコ：社会福祉・メキシコ：文化・ブータン：気象---

  May 27, 2008

• 何とかなるものだ

  掲載された新聞の記事はこのような内容でした。全体的には、JICAのボランティア募集の広告の中で、半分はJICAの説明、別の半分は実際の活動内容の例。この例として、掲載されました。大見出しには、「何とかなるものだ」。小見出しには、「どのような状況でもみんなで　　　　　　　　知恵を出し合えば前に進むことができる」本文には、「私の場合にも、支援活動は決して簡単なものではありませんでした。配属先ではそれまでの長い期間だれにもできなかったことをお手伝いするわけですから、困難はつきものです。その上、初めての単身赴任、初めての外国語の中という新しい生活環境での戸惑いもありました。それでも、この２年間を振り返れば、何とかなったと思います。　困難の前で立ち止まった時には、仕事仲間の強い思い、留守宅の家族の温かな応援や現地での友人などのやさしい気持ちに触れました。このような多くの人たちに支えられ、私の肩の力がしだいに抜け、自然に支援活動が前進し始めました。　当初は一方通行の支援活動を想定していたのですが、実際にはお互いに知恵を出し合い、双方向の協働作業の中から新しいことが生れ出てくるようです。日常生活でも、まるで家族のようなお付き合いができる友人がいたこと、毎日のように応援してくれた家族や日本の友人のサポートに気づかされました。人と人とのつながりを実感できたすばらしい経験だったと感じています。」この他に、写真が４枚。天気予報の訓練のようすのものや友人の一家のものなど。応募を考えている人が少しでも不安を解消できれば、今回の目的はかなえられたと思います。---

  May 15, 2008

• 活動の記事が新聞に掲載されました

  ５月14日の朝日新聞朝刊のJICA広告の部分に、私の活動の記事が掲載されました。福島以外の東北５県が掲載対象だそうです。もし、機会がありましたら、参考にどうぞ。---

  May 14, 2008

• これからのことに再チャレンジ

  今年のこれからのことは・・JICAのシニアボランティアにまたまた応募してみました。今週は、この夏、ブータンでの２か月の活動に、先週は、来年から２年間、他の国での活動に、どちらも、気象の分野です。応募の結果がわかるのは、短期のブータンは、６月に、２年間の他の国は、８月になります。どうなるでしょう。---

  May 10, 2008

• 運動と食事に気をつけよう・・・

  体のメンテナンスをしています。体がナマってしまったように感じていたところに、先日は、健康診断の結果が出て、これまでまったく心配がなかった部分に意外な結果が出てしまいました。この２年間では、体重や体脂肪が大幅に低下したので、かなりスリムになったように思うのですが、どうも筋肉もだいぶ落ちたようです。食事でも、限られた野菜と穀類を中心としたものばかりを食べていたせいか、内臓の一部の機能が低下していたようです。ところで、ブータンに当初赴任した時には、いくつかスポーツ用品を持ち込みました。例えば、ジョギング・ランニングが好きなので、ランニング用品、テニスも好きなので、テニス用品もさらには、資料にプールがあるということなので、水泳用品も。でも、結局は、すべてのスポーツ用品を途中で持ち帰っていました。というのは、ランニングは、野犬が多すぎて、危険だったため、あるはずのプールは故障中で修理のめどもないため、テニスは、最初の１年間はクラブに参加していましたが、まわりのブータンの人たちのプレースタイルがストレス発散型だったために、自然に遠のいてしまいました。その結果、ブータンでは、運動らしいことはほとんでしませんでした。それに、食事が片よっていたかもしれません。しばらくは、運動と食事に気をつけたいと思います。---

  Apr 23, 2008

• 成田に到着してから２週間が過ぎていました

  帰国してから、きょうまでの２週間はあっという間にすぎてしまいました。何をしていたかと言うと・・こういうことでした。帰国後、JICAでは帰国ボランティア向けに帰国プログラムがあって、すべてのボランティアはそれを受けます。その他、出前講座のひとつとして、活動の報告会に参加もし、お話をしてきました。この２年間でお世話になった多くの方々に、電話・挨拶状・メールなどで連絡を取ったり、中には、訪問もしてきました。家族にも変化があって、引越しの手伝いなどで日帰り750Kmのドライブを２回。健康診断や市役所への転入届けなどの手続きも行いました。そんなこんなで、一息ついたら、２週間がたっていました。ブータンと日本とでは、別々の時間が流れているようですね。---

  Apr 10, 2008

• 最終の帰国をします

  ２年間の任期が終了します。きょう25日に、首都ティンプーからパロに移動し、３月26日、ブータンのパロ空港から出発します。その後、27日の朝には、成田に到着する予定です。また来たくなる、そんな国でした。でも、その良さがわかるまでには、１年くらいの時間がかかっていました。---

  Mar 25, 2008

• いろいろあったブータン・ライフ

  ブータンにいた２年間のカレンダーを見てみました。その時、その時のことがきのうのことのように思い出されます。来て３ヶ月ほどで、もう帰りたいと思ったこともありました。口だけの職員たちに腹が立ったこともありました。計画や約束をことごとく破り平然としていることに唖然とし、投げ出したくなったこともありました。でも、なぜか良いタイミングで、ラッキーなことが起きました。どのように考えても幸運の連続だったと思います。結果的には、経済省の気象部門で通常の天気予報業務が開始され、分散していた気象組織がまもなく経済省に統合されます。世界気象機関WMOとの協議も始まりました。職員への教育訓練もふさわしい内容が実施されています。それに、１年が経過したころから、何気ないタイミングで友人ができてきました。ブータンの自然にもふれ、あちらこちらに旅行もしました。多くの人たちとおしゃべりをし、レストランのメニューにはないようなおいしい料理もごちそうになりました。友人の家を訪問し、家族構成を聞いては驚き、和やかな雰囲気にひたっていました。人生相談や悩みを打ち明けられたこともありました。表向きの交際や体裁重視の面と開けっぴろげで自己主張をする日常の側面とに驚きも感じました。こう考えて、ふと思うと、自分が変わったのだと、思えてなりません。肩の力が抜けたのか、運を捉えられるようになったのか、ブータンに慣れただけなのか、はっきりとはわかりませんが、でも、やっぱり自分が変わったのでしょう。---

  Mar 24, 2008

• ブータンに来て良かったと思う

  ブータンでの滞在期間が残りわずかになり、最近、感じることがあります。支援活動を早々と切り上げたことで、この約１ヶ月間は、じっくりお別れのあいさつを伝える時間が取れました。特に、友人・知人は、すぐに食事に招待してくれます。ほぼ連日のように、送別会をしてくれる状況です。単に、楽しいとか、なつかしいとかということではなく、たまに、じ～んと込み上げてくることがあります。何で、ブータンの人はこのように親切なんだろうとかこの居心地の良さは何だろうかとかいろいろな思いになります。いつのまにか、たくさんの友人ができていました。感謝の気持ちで、いっぱいです。---

  Mar 23, 2008

• ぼくのゾンカ先生は・・

  ブータンの国語ゾンカをほんの少しだけ習いました。きょうはその最終日。全部で、大体20時間ほどだったと思います。ゾンカは、子音の数が30もあって、１つの音節には、この子音がいくつも組み合わさります。なので、発音の種類はとてつもなく多く、それを区別するのは至難の業に思いました。発音表記として、英語風の記号を使うのですが、文字と発音との関係は微妙に異なっていました。また、敬語用の単語が別にあったりして、とても複雑なことばのように感じました。たった短時間でしたが、とてもすばらしい経験だったと思います。さて、支援活動が一区切りついたころから、一度は、ゾンカに触れてみたいと思っていました。近くにある、ゾンカの学校にも行ってみましたが、どうもしっくりいかず、もやもやしたままでした。そんな時、ある友人に約半年ぶりに再会したのです。アパートに同行し、良く話しを聞くと、私の希望にぴったりでした。すぐ、ゾンカの先生として申し込み、翌週からスタートすることにしました。それが、３週間前でした。先生になった人は、クラス12（高校３年）を卒業したばかりで、この春には、大学に進学を希望していた人です。ブータンでは、成績が良ければ、学費だけではなくすべての教育費が無料で、大学教育まで受けることができます。ただ、参考書や個人的な文房具のようなものは自費でそろえなければなりません。彼女も、同様にその費用の工面のために、仕事を探していたのです。ところで、彼女の希望はある分野の勉学のために、留学を望んでいました。その留学も国費で行けるのですが、難関だったようです。対象となるこの年齢の人口は約１万５千人。最終的に留学できるのはたった128人だそうで、結局、そのひとりに合格しました。インドにこの夏から３年間留学します。学費・生活費など全部国費で。さらに、帰国後は公務員としての仕事も確保されているそうです。ばら色に見えるこの話しですが、彼女には大きな悩みだったようです。それは希望の分野ではなかったためで、このことで、一時は、かなり落ち込んでしまいました。でも、その後の立ち直りはみごとに回復したのには驚きました。やはり、ブータンにとって優秀な人材はすばらしい能力があるのでしょう。このような人には声援を送り続けたいですね。---

  Mar 18, 2008

• おまけのブータンライフ

  支援活動が終了し、帰国手続もすべて済んだので、最近は、ほんとうにここでの生活を楽しんでいます。ここ数日のすごし方は、こんな感じです。朝：目が覚めた時に起きます。朝食：近所の適当なローカル・レストランに入り、　気が向いたものを食べてみます。　むちゃくちゃ辛い時もありましたし、とてもおいしい時もありました。　チベット系の人が作った、シャバリ（大き目の焼き餃子風包み揚げ）　はとてもおいしいと思いました。午前：あるときは、ブータンの国語、ゾンカの自習だったり　本屋をのぞいて、おもしろそうな本を立ち読みしたり　街をぶらぶら散歩しながら、立ち話をしてみたり、　いろいろなことをしています。昼食：これまでに印象的だったレストランを再度訪問しています。　他よりもいくらか味付けなどに工夫があるところなので、　お味は私のお気に入りです。すべて満足です。午後：友人の家でゾンカを習っています。　約２時間、主に発音を修正してもらいながら、　文法や文字の書き方なども教えてもらっています。ネット：１日１回はメールの確認などを行います。夕食：おしゃれな中華レストランで好きな料理を食べます。　近くの人とおしゃべりをしながら、ゆっくりと。夜：のんびりとすごし、眠くなったら、ベットに入ります。毎日、いろいろな人とお話しをしています。初めて会う人もあったり、数ヶ月振りに会う人もいたり、帰国までにお別れを言いたいと思っていた人にも会えたりします。ほんとうに味わい深いブータン・ライフです。---

  Mar 16, 2008

• 手続きがすべて終了した～

  １か月ほど前から帰国に向けての手続をしていましたが、きょうようやく完了しました。これで、やっと帰国できるぞ～～あしたからは、比較的自由に好きなことができるよ。---

  Mar 13, 2008

• しばらく振りにテニスをした

  １年前に引越しをした後、テニスコートまで遠くなったので、大好きなテニスはほとんどしなくなったのですが、きょうはたくさんの仲間が集まって、テニス大会を楽しみました。穏やかな晴天のもとで、みんなでテニスをできるのはうれしいですね。半日、しっかり楽しみました。---

  Mar 9, 2008

• 肉無し月が終わった

  ブータンの暦で、１月と４月は肉類の販売ができない肉無し月です。今年は、ブータン暦の１月は西暦の２月８日から３月７日まででした。肉屋さんではきょうから普通の営業に戻って、あちらこちらの肉屋さんにはお客さんが来たようです。ところで、肉無し月の期間は、肉類の販売ができないだけで、調理や食事にはほとんど関係ありません。普段利用しているレストランでは、まったく関係なく肉類の料理が出ていました。おそらく大型の冷蔵庫・冷凍庫が普及したのでしょう。多くの家庭では、肉無し月には事前に牛肉などを細く切って干し肉にします。それをチーズ煮込みなどにして食卓に並べているようです。---

  Mar 8, 2008

• ブータンのおいしいラーメン屋さん

  ブータンの首都ティンプーで時々食べに行くローカル・レストランの中でトゥッパ（ラーメン風ヌードル）がおいしいお店があります。きのう、きょうと連続で食べてしまいました。場所は、ザンドペルリ・コンプレックスという雑居ビルの３階にあるPTレストランという食堂です。きょうは、おかみさんのそばにいて、作り方を見せてもらいました。道具は、とても大きなまな板に、中華用の包丁を使っていました。鍋にお湯を沸かし、先に麺を軽くゆで、一度水切りをします。あわせて、野菜などを千切りにし、中華鍋で炒めます。この時に使った油が特製のような感じでした。味付けには、塩としょうゆを使っていました。最後に、麺をもう一度軽く煮込みます。これで、野菜トゥッパの出来上がりです。この時は、他にチーズもも（ゆで餃子）と紅茶でした。合計で、Nu65、約200円です。満腹＋満足でした。---

  Mar 6, 2008

• にぎやかなホテルだった

  ブータンの首都ティンプーの中心部にある比較的新しいホテルで暮らしていました。ここはどこに行くにもとても便利な所で、食事にもお土産探しにも絶好の場所だったと思います。でも、夜や朝はにぎやかでした。特に、夜遅い時間は。理由はよくわかりませんが、人の出入りが多いのか、それぞれの人がにぎやかにしていたのか・・・静かな夜が好きなので、予定を切り上げて、別の所に、きょうまたまた引越しをしました。引越しといっても、歩いて３分の距離です。今度の部屋は、ながめも良く、おそらく静かで、料金も３割ほどお安くなります。地元の人には、とても高額だったようで、なんで、そんなに高いホテルに泊まるのか、と良く聞かれました。ちなみに、宿泊料金は、前のはNu850(\2,500)今回は、Nu630(\1,800)です。Nu100というのは、普通のレストランでお腹いっぱいに夕食が食べられる金額です。参考に、外国旅行者が宿泊するホテルは、Nu2000-3000くらいです。地元の人が良く利用するホテルは、Nu200-300くらいです。---

  Mar 5, 2008

• なぜか話しかけられる

  今、街の中心部にある、ビルの上のほうで暮らしていますが、そのビルの１階はいくつかのお店が並んでいます。そのお店で働いている人たちが、そこを横切るつど、いろいろ話しかけてくるようになりました。もう行くのかとか、調子はどうかとか・・こういうノリはきらいではないので、時々、いっしょにヒーターを囲みながら、カクカクシカジカ、とおしゃべりを楽しんでいます。最近、外食ばかりなので、初めて入るレストランもあるのですが、そこでも、気軽に話しかけてきますね。でも、だれにでも話しかける人がいるのか、こっちが、いろいろな人から話しかけられる人なのかは、定かではありません。---

  Mar 4, 2008

• とってもブータンらしい表現

  ブータンの国語ゾンカを習って、１週間がすぎました。先日は、これこそ、ブータン的と感じた一文に出会いました。ひたいの例文で教えてもらったのですが、額＝chayw（チェウ）です。発音はこうです。「Rang gi chayw da thi go.」このように読むそうです。「ランギ　チェウ　ダチゴ」この意味は、直訳すると、「自分の運しだいさ！」少し、補足すると、「物事の結果は運しだいだ！」という意味だそうで、仕事でも、学校の試験でもさらには、その結果が出る前でも、その後でも、いろいろな場合に、よ～く、使うそうです。こういう感覚、たまには良いよな～～～精神的に、あまり悩まないコツなのでしょうか。彼らには、「心配」は少ないかもしれませんね。ただ、お仕事系では、品質の問題が出そうですね。大体は、あきらめが早いな～、と思っていました。---

  Mar 3, 2008

• 暖かな気持ちに感謝です

  いよいよ最終月の３月になりました。何人かの方々から送別会のお誘いを受けています。きょうもとてもおいしいブータン料理をごちそうになりました。辛さはかなり控えめにしてもらい、まつたけスープなどなど、おどろきのメニューでした。これから２週間もみなさんの暖かな気持ちに感謝をこめておいしいごちそうをいただきましょう。ほのぼの気持ちにひたっています。---

  Mar 1, 2008

• ガラガラな部屋

  このアパートから明日引越しをしますので、きょうは、ほとんどの荷物を送り出しました。あるものは自宅へ、またあるものは事務所へ一部、友人の所にも持って行きました。今、部屋の中には、必要最小限の物だけがあすの引越しを待っています。これだけだと、あすからほぼ３週間はほんとうに簡素な生活になりそうです。---

  Feb 28, 2008

• お約束の日

  きょうは気象部門へのお手伝いの最終日でした。当初は２月末日まで続けるつもりでいましたが、29日に引越しをすることにしましたので、その準備などの関係で、きょうが最終日となりました。16時までの勤務時間の内、15時から１時間のみ、気象課の課長とフリー・ディスカッションを持ちました。お互いの今後の予定や、インド気象局や世界気象機関WMOとの関係、人材育成の方向付け、気象観測装置の更新などなど、ざっくばらんに、個人的な話も交えての情報交換でした。今の状況では、どう考えても、何を考えても、簡単ではないと思います。ある意味、彼らなりに十分満足しているのかもしれません。例えば、天気予報がなくとも困る人はほとんどいませんし、天気予報に触れることができない人がまだまだ大勢いて、そもそも天気予報の存在を理解している人でさえ少数の人たちです。乾季には雨や雪はめったに降りません。雨期には毎日のように雨が降りますが、傘は使いません。そのままぬれるか、どこかの軒下で止むのを待ちます。自然災害が起きても、起きちゃった、で終わりです。このままの状況を継続するのかどうかは彼らの気持ちしだいでしょう。---

  Feb 27, 2008

• 

  ぼくらはブータン初代の天気予報官

  広報誌への投稿記事のために、５人の天気予報官にポーズを取ってもらいました。普段は、当番制で通常の天気予報業務には、ひとりで担当しています。その内、週に２回は、新聞用に４日間の予報が加わるために、その時はふたり体制です。使う道具は、目の前のパソコンと電話です。インターネットを利用し、インド気象局の予報データや気象衛星画像を取得、解析し、また、ブータン国内の観測データを電話取材で収集して、さらに、過去の観測データをもとに作成した、予報システムを活用しています。予報精度は、約60%の的中率です。彼らはもっとぴったりな予報を求めているのですが、この環境では、上出来だと思います。左側のふたりは、先週から４ヶ月間のコースで、予報・観測の研修を受講しにパキスタンへ出かけました。昨年10月に開始した天気予報業務は問題が山積したままの稼動です。予報手法の改良、観測データの品質向上、人材育成など多くの問題を解決しながら、日々の業務を継続してほしいものです。---

  Feb 26, 2008

• お仕事のスタイルはかなり違うね

  きょうのミーティングでも、またまた感じました。状況の認識も、その論理的な思考もさらには、判断も、彼らと私とはかなり違います。結果として、彼らは、グループとしての力を十分には発揮していません。みんなで仲良くおしゃべりをしているのは、ほほえましいのですが、業務上では、何も進展はありません。これから、どうするのか、彼らが考えなければ、まったく意味はありませんね。---

  Feb 25, 2008

• ブータン滞在は残り30日

  きょうまでの４連休で、これから30日間となったブータン滞在期間での予定が確定しました。気象部門への支援は、実質今月で終了します。その後は、残務整理などを行います。生活はほんとうに質素になりましたので、やりたいことに集中できそうです。例えば、このようなことを決めてみました。・ブータンの国語、ゾンカを少し使えるようになること・ブータンの地方言語、シェンガン地方語、ケンカを　ほんの少し使えるようになることこのための、ことばの先生役になる人を決めて、どのように練習するのかも相談してきました。今、感じるのは、文化の基本は、ことばと食事にあるのかな～と思っています。なので、残り30日間では、いろいろなことに接したいですね。---

  Feb 24, 2008

• 帰国のための準備は着々と進んでいます

  これまでに終了した手続などは、・銀行口座の解約　（公的な手続が面倒です）・JICAへの報告書一式の提出・アパートの大家さんとの清算それに、最近は、使っていた物を友人に渡しています。きょうは、調理器具や掃除道具なども引き取ってもらいました。備え付けの道具類もあるので、簡単な自炊はできるのですが、これまでのような自由な炊事などはきょうで終了しました。あすから、ますますシンプルな生活に変わります。---

  Feb 23, 2008

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  友人の引越先は・・

  パロで暮らしている友人は、今週引越をしました。パロは、ブータン唯一の国際空港があるところです。その新しい住まいの場所は、ここです。中央部の家、ここが彼らの住まいです。左の大きな建物は、パロ・ゾン（県庁＋寺院＋僧院）です。すぐ上のほうには、タ・ゾンと呼ばれる博物館があり、右側の広場では、来月、年に一度のお祭、パロ・ツェチュの会場になります。なんてすばらしい位置にあるんでしょ。話しを聞くと、職場と学校とのほぼ中間点だそうで、通勤にも通学にもとても便利になったそうです。この場所、いいよな～---

  Feb 22, 2008

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  ４連休の初日はまるまる一日快晴だった

  きょうはブータンの王様の誕生日だそうで祝日でした。この祝日は３日間続き、＋日曜日もあるので、４連休です。この１ヶ月間ほどは、けっこう雲が広がりやすかったのですが、きょうは、みごとに晴れ渡りました。朝から晩まで、ず～と快晴だったのは、ほんとうにしばらく振りです。夜明け直後、日の出前の早朝のながめです。アパートのベランダから南東の方角を見ています。向こう側の山並みは、4000m級の山脈です。午前６時ころのようすです。明るく見えますが、カメラの露出時間が長かったためで、まだ、やっと白んできた時でした。この後、段々と薪ストーブなどの煙が立ちこめ、もんもんとした状態になります。---

  Feb 21, 2008

• ブータン到着から100週目

  きょうは記念日かな。ブータンに初めて到着したのは、2006年３月29日水曜日、それからちょうど100週間がたちました。一日一日、印象的な毎日が続いています。ほんとうに、いろいろな人たちとお話しをして、時々、手伝ってもらい、こちらから、情報提供もしたり、たまに、おいしい料理を食べたり、楽しいかどうかは難しいのですが、刺激的な日々を暮らしています。そんなこんなで、100週間、700日が過ぎていたのですね。そうか・・・あと５週間後には、ブータンを離れるんだ。。---

  Feb 20, 2008

• ブータンにとって大切な会議を予定していた日

  きょう19日は、先週突然連絡があって、ブータン政府の気象部門と世界気象機構WMOとが会合を持つ予定だった日です。ホスト側は、実際の担当者・責任者はだれもいません。事情をあまり知らない代理の職員がひとり待機していました。ゲスト側は、事前の会合予約はまったく準備しておらず、こちらに来てから、責任者・担当者に会いたいとの要望を出していたようです。でも、きょうは会合等はまったく要望しなかったのでしょう。さて、これまでの情報交換は、先週には、正式ルートではまったく接触せず、WMOとこちらとでメール交換したほかは、そのメールを受けて、こちらの責任者とごく簡単な打合せを行っただけでした。その流れのまま、WMO担当者と、電話やロビー打合せを短時間行っただけで、昨日、おそらく唯一の正式な打合せが約30分間だけ実施されました。局長級を含むある程度責任がある人たちがメンバーでしたが、詳しい人はだれもおらず、概要の確認が精一杯だったようです。どちらも、ぶっつけ本番型の仕事スタイルですね。よくやるよな～、と思いながら、どちらも同じスタイルなので、問題はないのかも知れませんね。ぼくらの感覚からすると、事前に会合の予約をしっかり入れて、入念に資料の準備や問答集の確認などをすると思うのですよ。きょうは、半ば想定はしていましたが、自然、解散ですね。マスコミの報道のされ方やここの職員の受け止め方などを考えても、援助をする方と援助を受ける方との間には、意識の違いは大きいように感じました。---

  Feb 19, 2008

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  プナカ・ツェチュを見てきました

  プナカ・ツェチュを見てきましたブータンのプナカ県では、２月11日から18日までお祭です。15日までの５日間はドムチェ、その後の３日間はツェチュと呼ばれています。きょうはブータン暦の１月10日。この10日の前後に行われるのがツェチュ、チベット仏教のテーマが連日くりひろげられます。まわりで見ている人たちも、食い入るように見つめています。きれいに整列して、演技者も見物の人たちも真剣な表情です。色彩も鮮やかに21人の踊り手が太鼓などの音楽に合わせ踊ります。ツェチュはお話しが決まっているようで、内容や順序は、これまで見学したブータン各地のツェチュともにほぼ同じでした。でも、場所によっては、３日間だったり５日間だったりしますので、少しは違っていて、繰り返しがあったり、ブータン・ダンスがあったりしているようです。ここプナカのツェチュの印象は、とても行儀が良い雰囲気がしました。おそらく、この会場の２階席では、宗教指導者・ジェイケンポがいっしょに見ているためなのでしょう。---

  Feb 16, 2008

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  プナカのドムチェを見てきました

  ブータンでのお祭は何種類かあるようですが、その中のひとつ、ドムチェがプナカでありました。プナカはティンプーのお隣の県で、車で約２時間ほどの所です。川沿いのきれいなゾン（県庁兼寺院兼僧侶の宿舎）で知られています。期間は２月11日から15日までの５日間。きょうはその最終日で、さまざまな動きのあるのが特徴かもしれません。ドムチェ、地元の人に聞いても、はっきりとしたことはわかりませんでした。でも、この日は数世紀前に起こった、チベットとの戦いに勝利したのを記念に話しが組まれているように見えました。これは、戦いへ向う勇者の踊りです。足元では爆竹が鳴り響きながら、この後、急な階段を下りて行きます。勇者の後には、僧侶の長い行列が続きます。笛や太鼓などの音楽に合わせ、100人を越える僧侶が色とりどりの衣装を着て、川沿いに行進します。このドムチェの最後には、宗教上の最高指導者・ジェケンポが川にみかんを投げ入れて、終了します。このお話しの中には、戦いのシーンはありません。勝利の象徴として、みかんを投げ入れることが行われたようです。生き物すべてを大切にするブータンの人たちにぴったりの演出でしょうね。さて、今回のドムチェ見学には、地元のブータンの友人にお付き合いをしてもらいました。こちらの４人です。友人とその友人とそのまたお友達。早朝に１時間半待ったのは、きつかったけど、朝から夜までの長い時間、昼食や移動も含めて、何から何まで、さまざまなことで、お世話になりました。---

  Feb 15, 2008

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