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ハンドメイドな日々 ~ルアービルダーへの道~

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2008年05月28日
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カテゴリ:ルアー作成方法

久しぶりに「ルアー作成方法」カテゴリの更新。

以前までの記事では、ルアーの作成方法を記載してました。

んで、当初の頃に比べて、若干作成方法にも手を加えているんです。

もちろん目的としては効率化であったり、強度UPであったり、仕上げの美しさであったり・・・。

さて久しぶりの、このカテゴリの更新ですが、お題は「強度UP」


「強度」といっても、いろいろとありますが、今回はトップコーティングの強度UPについて書こうと思います。


私の作るルアーは基本的に以下の工程を得て作成します。

1:バルサ材の削りだし

2:成形

3:下地コーティング

4:塗装

5:トップコーティング

6:リップ、フック取り付け

って感じ。


で、下地コーティングで使用する材料は「セルロース」ですが

トップコーティングで使用する材料は「ウレタン」にしています。

ウレタンにしているのは、作成するルアーがクランクのため。

※ウレタンの特性として、セルロースと比べてコーティング塗膜が厚くなるっていうのと、弾力性があるっていうのがあります。
 このため、クランクのように障害物にあたったりするようなルアーなんかはウレタンで作るのが適してます。

このウレタンのもうひとつの特性として、重ねてコーティング(ディッピングやドブ漬け)する場合、下のコーティング部分を溶かさず、そのまま上に乗っかる感じで、次の塗膜が形成されていきます。

ちなみにセルロースの場合は、下のコーティングを溶かしながら、上のコーティングを形成するので、完成後は1枚のコーティングになります。


なので、ウレタンでトップコーティングすると、最低でもドブ漬けを6~10回とかするので、ウレタンの層が6~10できるって感じ。


ここで何が問題かというと、単純にドブ漬けを繰り返していると、上にウレタンが乗っかるだけなので、衝撃によって剥がれる可能性があります。

本来ならばトップコーティングする場合は、はじめから最後まで、エアブラシで薄めたウレタンを吹き付けるってのが良いんです。

エアブラシで吹き付けることにより、塗膜の表面は微細な凹凸ができているので、重ねて吹き付けることによって

層と層がガッチリと組み合わさり、強度が増すんですな。

ただ、これだと20回くらい同じ作業を繰り返さないといけないので、あんまり効率的ではないんです。



んでは、どうするのか???




答えは簡単♪


塗膜に凹凸を作れば良いんです。


手順は簡単。


2~3回ディッピングしたルアー(もちろんちゃんと乾燥していること)の表面に、300番台以上の目の細かいヤスリや

耐水ペーパーで磨くんです。


ぱっと見ると、せっかくきれいにコーティング中のルアーが

傷だらけになっちゃうんですが・・・

20080528_1

↑こんな感じ。


再度、ドブ漬けすると、あら不思議(笑)。

20080528_2


ちゃんと綺麗になります。





これより、塗膜に凹凸ができ、層と層がガッチリと組み合わさるので、強度がUPするというわけですな。


メリットとしては、強度UPのほかにも、微細な気泡だったりシワだったりをヤスリで削ることで

綺麗に目立たなくすることが可能です。

また、使い込むことで出来る「フックサークル(フックによるボディのキズ)」なんかも綺麗に直ります。

※フックサークルは使い込んでいる証拠!って感じで好きなんですが、あんまりひどくなると、ボディの木の部分にまでキズが入り、水が浸みてしまう可能性があるので、たまにやっています。

手間自体は若干増えるんですが、メリットが大きいので、最近作っているルアーには必ず、この工程を入れています。






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最終更新日  2008年05月28日 23時41分25秒
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