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オリンピックのように何年かに一度やってくる、「選挙」。
「田舎の選挙」について考えてみたい。 俺の住む町は、人口13000人ほど、世帯数3600の小さな町だ。東北本線の駅からもバスで20分ほどかかる。公共交通機関でみると「陸の孤島」。高速道路のインターチェンジとジャンクションがある。それで「町の名」が少し通る。 さてこの小さな町は、「選挙」になると「熱く」なるのだ。 特に、「町長選」「町議選」となると。なおさらだ。 おおぴらな「実弾戦」はここのところんありを潜めているが 「地縁」「血縁」での「投票お願い」はすさまじい。 また、それを基礎にした「票読み」の正確さは、企業の「月末売上見通し」の比ではなく正確だ。国政選挙は「解散」で急に日程が変化するが、小さな「地方選挙」はそれがないから、何年も前から粛々と「スケジュール」にのっとり「運動」が進む。集落ごとの「後援会」作り、「婦人部」「青年部」(何とかならないこのネーミング)活動。 候補者の「個別訪問」は「解禁」となったため、「予定候補者」がこつこつと回る。 特に、今回の「町議選」は、「世代交代」があるらしく、そこそこ「若い」候補が立候補してるようで、この「個別訪問」は4月ぐらいからはじまっていて、「自宅事務所」の俺はずいぶんと「ご挨拶」を受けた。 「がんばってください」などと調子よく答えたりして。「飛び込み営業」にこられたのだもの「大事に」しなければ・・ ランチェスター法則の「弱者接近戦」だね。 「個別訪問1万件、辻立ち1000回」「川筋を回れ」(正確ではないが・・・)と若い「国政」選挙に打って出る候補者に言い放ったのは「田中角栄」だったそうだ。 田中角栄はかなりの勉強家だったから、「ランチェスターの法則、弱者の戦略」を知っていたのかな? 「町議選」はいつもはたいした「政策論争」もないのが通例だ。道を作るの、水道引くの、ダムつくるの、金がない「町」に出来るはずないし、「公約」にするのは「町長」から上だな最低。 しかし今回「踏み絵」がある。それはごたぶんにもれず「町村合併」=「自治体のリストラ」だ。 首長も議員も職員もことの「本質」の論争はしない。 バカは「大きいことはいいことだ」的な「市」と名が付けば「イメージ」が変わり「政治政策施策」が変わる。「イメージ」先行賛成論がまかり通る。 いま「地方自治体」は「財政赤字」だ。「大きく」なって「良くなる」「救われる」「助かる」という「理屈」はなんだ、「銀行」と同じか。 「大きく」なったって「駄目なものは駄目」。 今考えなければならないのは、人口13000人の町に「町会議員」は25人も必要か? 住民サービスは「何が足りなくて」「何がオーバースペックか」という議論でしょう。 「法律」で決まっているから「この人数で」と考える、「役人感覚」がおかしいんだぞ。 などと、「選挙カー」に愛想良く手を振りながら考えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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