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カテゴリ:美味しい本
塩野七生 著 新潮文庫 またしても塩野作品。 あくどい「権謀術数」を肯定する歴史家として悪評の対象になりがちなマキアヴェッリ。 近年では、そのプラグマティックな考え方に対する評価が高まりつつあるような気がするがどうだろうか。 実際、本書は著者が「抜粋」したマキアヴェッリの語録が多数掲載されているのだが、それらを読む限り、彼の考え方が徒に過激だったり権威主義的だったりすることは決してないように思える。 むしろ、16世紀・ルネッサンスの時代も、現代も、人間の社会や政治や外交を巡る問題の所在はあまり変化していないのだなということに驚かされるかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.10 15:08:55
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