[美味しい映画]の記事一覧 | ≪希望≫

『かもめ食堂』

この作品は、群ようこさんが書き下ろしたものらしい。明らかに従来の自分路線とは違う系統の作品なのだが、舞台になる「かもめ食堂」があるのがヘルシンキで、自分もこのレストランで食べる機会こそなかったものの記念撮影はしてきたし（笑）、ヘルシンキ自体もとても美しく思い出深い街だったということで鑑賞してきた。と言うわけで、映画の背景となっている街の風景は、清潔感と透明感があって、とても美しいの一言に尽きるのだが、実は、この映画のストーリーも、透き通るような伸びやかさのある軽いタッチで描かれながら、かつ、そこはかとなく暖かい感じを醸し出していてとても気持ちいい。実は小林聡美がお気に入りだったりするし(笑)。。。今回もなかなか良かったかな。いい「女」だね（変？）

2007.02.03

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『幸せのちから』

原題は『the PURSUIT of HAPPYNESS』。アメリカ独立宣言のフレーズらしい。【抜粋】The Declaration of Independence We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed, by their Creator, with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty, and the pursuit of Happiness.さらにhappinessの綴りもわざと間違えている。いずれもアメリカ文化を基礎にしなければ制作者の伝えたい微妙なニュアンスは残念ながら理解できないのかもしれない。。。と、それはともかくとして、ストーリーは、典型的なアメリカンドリームの成功者の半生に、小さな子供を連れていることの苦悩と苦労が重ねられているだけ…と言ってしまうとみもふたもないのだが、事実そのとおり。それでも楽しめるところがウィルスミスの素晴らしさかなと思った。

2007.01.28

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『インファナル・アフェアー』

本作のハリウッドでのリメイク版『ディパーティッド』が、アカデミー賞の作品賞や監督賞にノミネートされたということで、DVDでオリジナルをもう一度見てみた。同じくハリウッドでリメイクされた『Shall we ダンス？』の周防監督は、「リメイクされるというのはオリジナルが一流でない証拠」などとコメントされていたが（もちろん謙遜だろう。）、少なくとも本作は一流だ。やはり、アメリカ物ではなかなか出し切れない繊細な心の動きが見事に表現されている。女性登場人物の描き方が少し雑だなと感じたが、これもアジアの特徴なのだろうか。。。

2007.01.27

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『敬愛なるベートーベン』

原題は『Copying Beethoven』。邦題が少しばかりピントをぼかしてしまうパターンかも。全体としてエド・ハリスの熱演が光る。当然ながら音楽はベートーベンの作品でまとめられていて、いやが上にもこの映画の重厚感と高級感を増している。『トロイ』や『ナショナルトレジャー』で「なんて美しい女性」と魅了させられたダイアン・クルーガーが、この映画のキーポイントとなるCopier役を好演。「綺麗なだけじゃなかったのね」ってことでちょっと感心。一見の価値あり。

2007.01.20

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『マリーアントワネット』

ソフィアコッポラ監督は、こうやって、実にさらっとした映画を作る。悲劇の、あるいは悪役の王妃として認識されがちな主人公が、ポップな音楽とともに「普通の女の子」として描かれる。この監督の『ﾛｽﾄ･ｲﾝ･ﾄﾗﾝｽﾚｰｼｮﾝ』もそうだったが、観終わってから、自分で考えないといけない映画かなという感じ。美しい映像を大画面で楽しむだけでもいいが…

2007.01.20

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祝　GG外国語映画賞受賞！

「硫黄島からの手紙」外国語映画賞、ゴールデン・グローブ賞【ロサンゼルス＝猪瀬聖】米アカデミー賞の行方を占う第64回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が15日、米ビバリーヒルズ市内のホテルで開かれ、渡辺謙さんらが出演した「硫黄島からの手紙」が外国語映画賞を受賞した。（以下略）まるさん、おめでとう！！！(謎笑

2007.01.17

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『リトル･ミス･サンシャイン』

薬物依存症の祖父、事業に失敗して破産する父、仕事に多忙で料理もしない母、失恋で自殺未遂を起こすゲイの叔父、ニーチェに傾倒して口を利かない誓いを立てる兄、そしてリトルミスに憧れる少し肥満気味の少女。変わり者一家がLAで開かれる少女のミスコン出演のために繰り広げる珍道中。登場人物の人生とその変化がそれぞれに細かく描き込まれていていい作品だと思う。今でも公開されているのだろうか。。。

2007.01.14

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『ディパーティッド』

あの香港映画『インファナル･アフェアー』のリメイク。機内上映なので吹き替えなのが残念。う～ん、『インファナル～』を知らない人、見たことがない人なら、この映画単体を娯楽映画として楽しめるか。。。そもそも若くてかつ童顔の俳優二人が主人公では、重厚感が出ない。心の内的葛藤が最大の見所なのに全部台詞にしてしまう(これは文化の違いか)。などなど、原作を承知しているとどうしても比べてしまい耐えられない部分がある。あまり考えずに単純に楽しむよろし。

2007.01.13

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『All the King's Men』

ルイジアナ州知事の椅子をめぐる一人の男の人生。高潔な理想を掲げてルイジアナ州知事になった男が、政治の世界の現実の前に、いつの間にかその志を忘れ、汚辱にまみれていく。眠気を忘れて見入ってしまった。。。

2007.01.03

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『Scoop』

機内で。吹き替え版だったのが少々残念。ｳﾃﾞｨ･ｱﾚﾝ監督作品。ｽｶｰﾚｯﾄﾖﾊﾝｿﾝ主演。ｱﾚﾝ監督が、不倫の清算のために殺人を犯してしまう青年の苦悩を描いた前作『Match Point』で、ｽｶｰﾚｯﾄﾖﾊﾝｿﾝを気に入り、社会派コメディの本作にも彼女を起用したという話。今回はイギリス人の新人ジャーナリスト役だが、その艶やかさ変わらない。贔屓にしている女優なので今後も活躍が楽しみだ。

2007.01.03

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『硫黄島からの手紙』

硫黄島二部作の第二作。日本側からの視点。渡辺謙の演技がとてもいい感じだった。さすが、日本を代表する名俳優の一人？しかし、なぜかあまり泣けなかった。ストーリー的にも、一作目のアメリカ目線のものと比較して、やや浅いかなという感じが否めない。玉砕した側であり、致し方ないとは思うが、やや残念。

2006.12.23

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『エラゴン　遺志を継ぐ者』

特撮はなかなか面白い。ストーリーはそもそも問わない方向で。ロケ（ハンガリー？）の実写が非常に雄大でこれは見物！

2006.12.17

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観だめ。

(C) 2006 TWENTIETH CENTURY FOX『プラダを着た悪魔』男性が見ても結構楽しめる。オチが陳腐で安心できるし…(笑)(C) 2006 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved『レディー・イン・ザ・ウォーター』正直、B級だ。機内で良かった。(C)2006「トリック劇場版2」製作委員会『トリック　劇場版２』素直に笑おう♪（C）2005「ALWAYS　三丁目の夕日」製作委員会『ALWAYS　三丁目の夕日』特別上映を拝見。世代が少々違うが、懐かしいものを見せてもらった感じ。

2006.11.27

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…

2006.11.04

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『父親たちの星条旗』

クリント・イーストウッド監督の硫黄島二部作。本作はアメリカ側視点での第一作。戦闘場面が相当にグロテスク。これはＲ12くらいの指定をしたほうがいいと思うのだが…後から振り返ってみると、残酷な戦闘場面と、作られた英雄達が心の葛藤に悩む…というそれだけの内容か。スケールでごまかされているが、案外大作とは言い辛いかも。色んな人の感想を聞いてみたい。。。

2006.11.01

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『トリスタンとイゾルデ』

2006.10.21

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『出口のない海』

さきの大戦末期、若者達が、無謀な作戦の中にその命を投げ出さねばならないことの意義を探し求めて苦悩する。ある意味陳腐な中身だが泣かされる。人間魚雷『回天』の中、狭く真っ暗な場所で迎える死。大空で散っていった神風特攻隊や、大海原で砕け散った戦艦大和の水上特攻とは違った切なさが悲しみを増す。海老蔵の演技にやや抵抗ありだが、是非どうぞ。

2006.09.18

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『Ｘ-MEN　ﾌｧｲﾅﾙﾃﾞｨｼｼﾞｮﾝ』

久しぶりの映画だった。前作は見ていないのだが、何も考えずに楽しく観られそうな娯楽ものを選択。面白かった。ミュータントもいいね。

2006.09.17

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『MI：３』

なぜか22日には書き込めないので…激しいｱｸｼｮﾝの連続で息つく暇もない。少々ｽﾄｰﾘｰ上の矛盾や強引さもあるが気にしない方向で。素直に楽しめる娯楽大作だと思う。もしかして、ちょっとﾋｭｰﾏﾝなものにしようとしてる？？

2006.07.23

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機内にて。

『ピンク・パンサー』飛行機の中で、独り笑いを堪えるのは相当辛い。馬鹿馬鹿しさを真面目に演じて笑わせる手法は、チャップリンがパイオニアなのだろうか。面白い！『県庁の星』織田裕二、柴崎コウと来たところで、既にストーリーの８割は分かったようなものだが、実際、予想通り展開するｗ実は、結構考え込みながら見ていた。。。『トップガン』何を今更。前頭葉を使わずに見られる映画、決して嫌いではない。『Last Holiday』オチは半ば見えているので最初から安心して見ていられる。でも、自分が主人公と同じ立場に立たされたら、あれほど強く生きられるだろうか。考えさせられた。。。

2006.07.18

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いずれも機内で。

・Match Pointスカレーット・ヨハンソンがセクシーな魅力を正面に押し出した作品。テーマは情欲におぼれるつまらない浮気男の人生の分岐点の皮肉さ。司直の手を逃れた彼は、今後、幸せな人生を送れるのか？・When a Stranger calls単純なサスペンス物。久しぶりに見たので、相当怖がってしまった。。。・General's Daughter米陸軍内での女性兵士レイプ殺人事件がテーマ。英語なので詳細は。。。

2006.07.02

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『デイジー』

韓国映画。アムステルダムを舞台にした恋愛物語。登場人物のそれぞれの視点から同じ場面を繰り返し描写して、現実というものの複雑さを表現するとともに、物語の背景を描き出す。なぜか泣けなかったが、またまた涙要素満載でいい映画だと思う。非現実的な展開には目を瞑る方向で。しかし、韓国映画には中年女性客が目立つ。

2006.05.28

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『Fun with Duke and Jane』

機内で。邦題『デューク＆ジェーン　復讐は最高』コメディー。あり得ない設定だが、会社に鉄砲玉にされてどん底まで落ちた主人公が、悪を懲らしめてなんとか這い上がろうとするストーリーは痛快。でも、前にも見たかも。。。

2006.05.26

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『Rumor has it』

機内で。邦題『迷い婚』マリッジブルーの話。どう言い繕っても婚約中に他の男と寝るのは許されないのでは。

2006.05.26

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『Parineeta』

機内で。インド映画。貧しい家の美しい娘と富豪の息子の恋愛物語。インドでは何度もリメイクされている有名な物語なんだそうだ。インド映画定番の陽気な音楽とダンスはこの作品でも余すところなく見られる。さすが有名・人気恋愛ストーリーとあって、最後まで見た人には爽やかな気持ちが残る。。。が、目新しさはない。。。かな。女優が美しくて見入ってしまった。

2006.05.21

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『Syriana』

機内で。CIAと言うと、ｲｺｰﾙ「悪」で、謀略の巣窟で…というストーリーはあまり好きじゃない。おまけにこの映画は痛快活劇ではないので、終わり方にも救いがない。情報機関や権力機関を悪者にして観客動員を稼ごうという試みは、ただそれだけではもう成功しないような気がする。

2006.05.21

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『ナイロビの蜂』

原題は『The Constant Gardener』。大手製薬会社と大手試験機関、さらにイギリス外務省の役人までが結託して、アフリカを舞台に闇の人体実験が繰り返される。レイチェル・ワイズ扮する外交官の妻がこの秘密を知り、「悪の枢軸」との闘いの果てに殺される。Constant Gardenerだった彼女の夫は、その時初めて自分が何も知らされていなかったことを知り、妻がやり残した闘いを続けることになる。なんともやりきれないストーリーだが、二人の死によって、悪が暴かれる「らしい」ことが唯一の救いか。レイチェル・ワイズは、この役でアカデミー賞の助演女優賞を獲得している。素晴らしい演技だったが、正直、他の映画の他の女優達との差をはっきりと感じることはできなかった。やはり、映画の出来自体が肝心なんだろう。一見の価値あり。

2006.05.14

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『Broken Flower』

う～ん・・・意味不明。解説意欲無し。久しぶりに映画で睡眠。でも、アカデミー賞の監督賞や脚色賞、ゴールデングローブ賞の部門賞も取ってるんだよね～。自分の鑑賞眼がないだけだろう。

2006.05.06

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『The New World』

典型的な白人視点の開拓物語。先住民の美しい娘をヒロインに仕立て上げる陳腐なストーリーなのだが、それを、不似合いなほどに荘厳でやや耳障りなBGMでごまかしている。そんな感じ。少し期待しすぎだった模様。

2006.05.06

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『タイフーン』

原題は、「盡人事」かな。脱北家族の不幸な青年と、国に殉じようとする純粋な韓国青年将校の、闘いと心の交流。韓国流の泣かせツボが満載。そりゃ泣くわな。それはそれとして、韓国人俳優は演技が深いように感じる。何故だろう。そこが、何と言っても韓国映画が日本で受けている第一の理由だと思う。

2006.05.05

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『Two for the Money』

機内で。アメフト賭博のコーチ屋物語。「コーチ屋」が分かる人は業界人。たいしたテーマがあるわけではなく、善人は最後は目覚めるって単純な内容。浅草を思いだした。

2006.05.04

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『The CATWOMAN』

テレビで。英語版。説明するもでもない有名作品。単純で痛快、かつセクシー。こういう内容なら、英語でもほぼ理解。今度、DVD買うかな。

2006.04.27

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『Little black book』

テレビで。英語版。浮気者の彼氏をやりこめるために浮気相手の女性達と接触する彼女。最後は親友にはめられて、ドタバタ劇がテレビのネタにされてしまう。またまた詳しくは分からなかったが、もしかして、テレビのワイドショー批判かな。

2006.04.26

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『House of sand and fog』

テレビで。英語版。死んだ両親が失った一軒家を取り戻そうとする一人娘と、たまたまその家を買い取った不法移民の家族の闘いと葛藤。なにも子供を殺す展開にしなくても・・・細かくは理解不能だったが、なんともやりきれない映画。

2006.04.25

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『DUMA』

機内で。英語版。ある家族が親にはぐれた赤ちゃんチーターを飼い始める。家族の事情やチーターの成長が原因で飼い続けることが困難になり、少年がチーターを生まれ故郷のサバンナに帰しに行くという冒険行。細かくは分からないが、なかなか感動的で少しばかり泣いたかも。南アフリカ映画、初めて見た。

2006.04.24

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『ファミリーストーン』

機内で。保守的なアメリカ家庭を舞台にしたラブコメディー。ニューヨークでばりばり働くキャリアウーマンが、恋人の実家に結婚の挨拶に来るのだが・・・素直に楽しめばいい映画だと思うのだが、男女が簡単にひっついたり別れたり。だいたい、挨拶先で初めて会った彼氏の弟と寝るか？あほくさ。

2006.04.23

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『Ｖ　ｆｏｒ　ＶＥＮＤＥＴＴＡ』

朝から映画のはしご。しかも出発の前日。変人かも。それはともかく、本作はなかなか素晴らしい。さすが、宣伝にも相当力が入っていたが、本作にもかなりお金がかかっている。やはりある程度の大作感を出すためには、お金はいるんだね。「Ｖ」が最後まで仮面君を通すため、映画の面白さの行方は、ナタリーポートマンの演技に負うところが大きい。そして、彼女はその期待に応えているのではないだろうか。ストーリー自体の斬新さや深みはないが、娯楽大作として一見の価値ありだと思う。

2006.04.22

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『アンダーワールド　エボルーション』

続き物の第二弾。第一作を見ていなければちんぷんかんぷんかも。吸血鬼物だが、拳銃やマシンガンで、がんがん狼男と闘う展開は、前作と同じ。ストーリーに取り立てて斬新さはない。映像はそれなりの迫力だが、正直、マトリックスを堂々とパクった感じ。いいんだろうか、ここまでやって。。。ケイト・ベッキンセールがはまっている。本作で、すっかり彼女のファンになった。

2006.04.22

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『Libertine』

申し訳ない。わからない。まさか、またぞろキリスト教万歳映画という訳ではないと思う。イギリスの王政復古時代を知らないから分からないとコメントしていた客もいたが、そんなにたいそうな時代映画とも残念ながら思えなかった。かと言って、それによって現代の何かを風刺しているのだとも考えにくい。単なるハネッ返りアル中放蕩エロ貴族の物語だけど、Johnny Deppだからいいのか？自分だけが理解できないのだと祈りたい。あ、映像はとっても美しい。全体に暗すぎるという評判も聞いていたが、自分的には素晴らしいと感じた。

2006.04.15

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『THE PRODUCERS』

素直には笑えなかった。まあ、笑える場面もあったが・・・ドイツ人が見たらどう思うんだろうとか、アイルランド人が見たらどう思うんだろうとか、・・・そんなことを考えずに、アメリカ人と二人っきりで見たら、楽しいかも。少々困ったものだった。

2006.04.09

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『ナイト・ウォッチ』

初のロシア映画。確か、ロシア版『マトリックス』という触れ込みだったような気がするが、どちらかというと、ロシア版『コンスタンティン』というべき作品。しかしながら、売ろうとしているCG部分は、やはりcheapな感じは否めない。自分の感想としては、映像を売るよりもstoryとロシア語の台詞が醸し出すエキゾティックな雰囲気を正面から押し出せばいいと思う。光と闇、正義と悪(?)の対決、対峙というキリスト教的陳腐な設定がベースだが、両者が協定を結ぶことによって、世界が安定するという発想は新鮮な面もあった。正義が徹底的に強くて悪を叩きのめすというアメリカ映画とはやはり違うのか。虫には例によってドン引きなのだが、全体として面白い映画だったと思う。

2006.04.08

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『サウンド・オブ・サンダー』

結構楽しみにして行って来た。ネタ的に自分のつぼにはまっているので。映像は、一部前評判どおり、CGが妙に稚拙な部分がある。未来都市を背景に登場人物が歩く場面、ここだけがとんでもなく変。ウルトラマンか、モノクロ時代の映画を髣髴とさせる感じ。霊長類と爬虫類の相の子のように進化した異形の生物の動きなど、その他の場面の映像は良くできていただけに残念。ストーリーは、タイムマシン物の定番どおり。新味はないかもしれないが、ある意味安心して見られる感じ。数千年前を起点にして、その後の歴史が全部変わってしまったはずなのに、時間の波に飲み込まれた後も、街並みや個々の人間の存在や位置などが何故かそのまま・・・変だと思うが、無視の方向で。人間の別系統進化の姿・・・笑える。

2006.03.25

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『ホテルルワンダ』

渋谷の小さな映画館で観賞。白人支配者達に植え付けられた近親憎悪の種。「分断し、統治せよ。」そんな植民地支配の残滓が大量虐殺に繋がっていく。一部の善良な人々の努力によって、一部の無垢な命達が救われる。それに涙して感動するだけでは、この映画を見る価値はない。ストーリーの背景で、数限りない人々が虐殺される。恥じ入りながらも、自分の命を守るために、自分たちだけは逃げていく白人達。なんとも救われない映画。重い。

2006.03.18

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