子どもは変わる!を実証してくれた生徒
小3君、算数B終了テスト1群で見事一発合格!こう書くと別に、たいしたことではないが、ここまでくるのがタイヘンだった。小1の冬に入会。4Aスタートとにかく、できない子だった。スタッフのわたしも「大丈夫か?この子?」と思うくらい、できなかった。どうやら、学校でもできないようで、同学年の子から「あほ~、え~こんなカンタンなんがわからへんの~」とからかわれるほど。数字は濃くて、バカでかい。問題を解くたびに、こちらに声をかける「な~、せんせ~!11-8は2?3?4?5?…それとも1?」「10-8は2やんな~!なあ、おうとう(合っている)やろ?なあ!」「7-3は~4!せんせ~4やんな~!4やろ!4でいいんやろ!」「タロウ(仮名)君、自分がこれが正解だと思う答えを書いたらいいんだよ」「だって、まちがっとたら、いややもん~!」とにかく、1題解くたびに確認する。しかも声がデカイ。うるさい。指は勿論使う。ずっと、かまって、かまって、かまって…でひとりで学習なんてできやしない。まさしく手のかかる子だった。本当に「アホのタロウ(仮名)~!」とからかわれてもしゃーないわな、と思わせる子だった。それが、ここ最近急に、おとなしくなった。やっていたのは、B教材の最後の山場、繰り下がりの3桁の引き算。初出のころは、↓ばかりで、ノックアウト寸前だったが先々週でB196~200がオール100点!どうせ、1回で合格するわけないだろうし、復習もしないといけないから1度テストをやってみることにしたら、あっさり合格!80問中79問正解!1群でクリア!!正直、感動して震えてしまった。1問解くたびに「せんせ~、せんせ~」と言っていたタロウ君が…!たしか、公文の偉いさんが、学力と同じように人格も上がるとういうようなことを言っていたがまさしくそう。今日はC教材の掛け算をしていたが、あまり、こちらに頼ることなく、自分で解いていた。学習に対する、ココロ構えが、確かに変わってきている!!『自信』きっと、彼の中に自信のタネが芽生えてきているのだと思う。学習面だけでなく、大きな大きな財産になると思う。タロウ君は、できないなりにも、宿題はやってきていた。あきらかに、写していた時もあったが、毎回提出していた。すんなり、きたわけではない。山あり、谷ありの連続だった。4月にB教材の終了テストを1回目で合格できずに復習に入ったとたん、ヤル気が失せてしまい、退会した子がいた。その子のことをまだ、鮮明に覚えている。親の理解が大切だ。とその時思った。親が、同じところばかりで、子どもがヤル気をださない。と言って、あっさり辞めさせた。親の気持ちもわかる。けれども、ここは待ってあげてお母さん!とおもう場所もある。そんな時、B教材の最初の方をカメのペースで何度も、何度も繰り返しやっていたタロウ君。結局、「アホや~」とからかっていた子をぬかした。「こんな問題もわからんのか~」と言っていた子もぬかした。どのプリントも最低5回、7~8回とかなりの復習を繰り返しながら、ここまできた。やってきた、解いてきた問題の量は、力になって彼を変えた。あのタロウ君が,B終了テスト1郡合格。80問中79問(しかも、1問はかんたんな足し算ミス)1年7ヶ月たって、学年に追いついた。彼の頑張りが、輝きだしている。よくやった! 感動した!!素晴らしい夏休みを!!