カテゴリ:世相雑感
暮れに失業してほぼ一日中閉じこもっていると、自然とテレビやラジオを付けっぱなしにしてぼうっとしていることが多い。そのテレビ・ラジオが面白くない。とりわけテレビが。
民放テレビは長期化する不景気でスポンサーがつかなくなって、番組制作費を切りつめているようだ。年末年始の定番だった大型時代劇がこの暮れ正月にはほとんど見られなかった。変わってどのチャンネルも漫才師などコメディアンがクイズやゲームで馬鹿騒ぎするものが多かった。制作費は相当安くできたことだろう。 視聴者の好みも気楽に見ることができる番組に好みが集中していることもあるのだろう。 年末年始の特番シーズンも終わって通常の番組編成に戻ったけれど、やはり見たい番組は少ない。特に昼間は通販番組ばかりで、見るべき番組がない。 報道番組も面白くない。民放のMCはテレ朝の古館伊知郎に代表されるように、リベラルを気取ることが報道のあるべき基本姿勢だと固く信じているようだ。リングアナウンサーからニュース番組のMCに大抜擢されて舞い上がっているのだろう。身の程知らずとしか思えない。 当然ながら既存のマスメディアが面白くないとなれば視聴者・購読者離れが起こる。新聞なども購読者が相当減っているのではないか。我が家ももう10年以上新聞は取っていない。 新聞社は新たな収益源を求めてネット向けにニュースを提供しているが、次々に有料化を進めた。これまで無料で提供してきたニュースダイジェストのようなものまで有料または登録制にして個人情報収集と引き替えに購読可能なシステムにするところが増えた。 彼らも商売だからそれは当然のことだ。ただ、突っ込みを入れたいのは、自分たちは社会正義を実現するために大衆を宣伝活動を通じて教育するのだという虚勢をそろそろ放棄すべきだということ。ええ格好せんでもええんじゃないの?ということ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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